やっぱり、アメリカ?
妻は日本語を習い始めてからまだ数ヶ月。初めての日本。この数週間でだいぶヒアリング能力がついてきて、勘のよさもあって、中国語のまったく分からない家族とも何となくコミュニケーション出来ている。いつでも、彼処でも同時通訳というのは、能力的にも体力的にでも無理なので、何とか頑張ってくれている妻には感謝感謝である。ところで、自分の中国語学習暦を振り返ってもそうだが、語学を習いたての時、テレビから耳になだれ込んで来る外国語はチンプンカンプンだけれども、ひとつふたつ耳に残る言葉があるものだ。妻の場合、そのひとつが「やっぱり」。そして「アメリカ」らしい。何故だかは知らないが、「やっぱり」の意味をよく忘れるらしく、「『やっぱり』ってなんていう意味だっけ?」を繰り返す。そして、ニュースを見ながら、「日本は『アメリカ』『アメリカ』言っているね。そんなに『アメリカ』が好きなんだ」という。それを聞いて私はふーん、そんなもんかな? という感じ。「やっぱり」も、「アメリカ」も私の耳には別に残らない。不思議。けど、こんな話を妻としているとき、国際結婚って楽しいなと思う。