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カテゴリ:読書
『山月記・李陵』 岩波文庫 中島敦 岩波書店 商品情報 ・発行年月:1994年07月 ・サイズ:文庫 ・ページ数:421p ・ISBNコード:9784003114513 ・注記:第15刷 【内容情報】(「BOOK」データベースより) 三十三年余の短い一生に、珠玉の光を放つ典雅な作品を残した中島敦(1909‐42)。近代精神の屈折が祖父伝来の儒家に育ったその漢学の血脈のうちに昇華された表題作をはじめ、『西遊記』に材を取って自我の問題を掘り下げた「悟浄出世」「悟浄歎異」、また南洋への夢を紡いだ「環礁」など、彼の真面目を伝える作品11篇を収めた。 【目次】(「BOOK」データベースより) 李陵/弟子/名人伝/山月記/文字禍/悟浄出世/悟浄歎異/環礁/牛人/狼疾記/斗南先生 最初に手にしたのは新潮文庫版。もちろん改版↓される前のもの。 『李陵・山月記(改版)』 新潮文庫 中島敦 新潮社 商品情報 ・発行年月:2003年12月 ・サイズ:文庫 ・ページ数:218p ・ISBNコード:9784101077017 【内容情報】(「BOOK」データベースより) 中島敦は、幼時よりの漢学の教養と広範な読書から得た独自な近代的憂愁を加味して、知識人の宿命、孤独を唱えた作家で、三十四歳で歿した。彼の不幸な作家生活は太平洋戦争のさなかに重なり、疑惑と恐怖に陥った自我は、古伝説や歴史に人間関係の諸相を物語化しつつ、異常な緊張感をもって芸術の高貴性を現出させた。本書は中国の古典に取材した表題作ほか『名人伝』『弟子』を収録。 【目次】(「BOOK」データベースより) 山月記/名人伝/弟子/李陵 【著者情報】(「BOOK」データベースより) 中島敦(ナカジマアツシ) 1909‐1942。東京に生れる。東京帝国大学国文科卒。横浜高女で教壇に立つ。宿痾の喘息と闘いながら習作を重ね、1934年、「虎狩」が雑誌の新人特集号の佳作に入る。’41年、南洋庁国語教科書編集書記としてパラオに赴任中「山月記」を収めた『古譚』を刊行、次いで「光と風と夢」が芥川賞候補となった。’42年、南洋庁を辞し、創作に専念しようとしたが、急逝。「弟子」「李陵」等の代表作の多くは死後に発表され、その格調高い芸術性が遅まきながら脚光を浴びた。享年33(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年02月13日 00時00分03秒
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