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2010年11月29日
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カテゴリ:1歳10ヶ月
みーたんさんが最近肌身離さないこちらの人形。

どちらもまた微妙な写真ですが‥。

IMGP0349.JPG

IMGP0350.JPG


愛称モモちゃん。(お店ではメルちゃんで売られてるね)

この人形を手に入れるまでに長い物語があるのさ

私ね、人形って怨念とか情とか入りそうで実はみーたんに買うの嫌だったの。
なんつーか私、結構ビビリだから。

みにみいネェサンと嫁に出る時がほぼ一緒の時期だったので
家の中の整理を一緒にしてたんだけど(あのゴミ袋に囲まれた思い出一生忘れられないよね)

その中で一番困ったのが昔、私たちが溺愛してた人形達。
母がさぁ、本当に物持ち良すぎるんですよね。
実家の地下室とか行ったら、
えぇ?こんなのまだあったの?
これも?
あれも?

てな感じ。

みにみいネェサンと
では、これらの人形は神社に行ってお祈り?人形供養?
してもらおう
って事になったんだけど、
結局二人とも忙しくて出来なかった。

だから、人形=ちょっと面倒くさい
ってな風に思ってた私。


でもね、みーたんも一応女の子だからか、そういう年頃なのか
とにかく世話好きで。

こっちは焦ってる時に靴を履かせてくれようとしたり、
帽子をかぶらせてくれたり、
この服には絶対こっちの帽子じゃないとダメって時に
みーたんチョイスのお門違い的な帽子を被らせられたりで
(替えると怒るから結局そのまま外出とか)
正直、ちょっとお困り気味だった、私。
だから、少しみーたんのありがた迷惑お世話が他に分散されればいいなと思っていた、私。

きっと人形でも渡せば、せっせとお世話するだろうと
あの時に処分できなかった私が大切にしてた
黒人のナナちゃんという人形をみーたんに渡すと
あまり、くいつかない。

そんな日々が続いたある日、町内の夏祭りがあったのさ。
そこには色々な出店と、近所の人のフリマ会場があったりで、
みーたんに絵本を1冊10円とかで買えて嬉しかったの。


そのフリマ会場になぜか新品のおもちゃが激安で売られてる
ハンディーキャップのある方々の出店があって
そこにいた、メルちゃん。
私、一目でメルちゃんを愛してしまい絶対買いたい赤ハートと思ったの。
そのメルちゃんの周りには新品のお洋服が数着と
家とか何かとかもう忘れたけど、本当にすごいお宝の山々プレゼント

私にとってもう夢のような世界きらきらだったわけで。
妄想癖のある私はもう一瞬で妄想パラダイスですよ。

メルちゃんに一生懸命ミルクをあげるみーたん目がハート
メルちゃんのオムツを一生懸命かえるみーたん目がハート
お風呂でメルちゃんの体を一生懸命洗うみーたん目がハート

この間産まれたばっかりと思ってたみーたんが、
もう母性本能を体中から全開にして人形のお世話をしてる。

こうやって、子育てというのは一瞬にして終わり
嫁に行く日もあっという間で。
なんてちょっと涙ぐむ私目

で、妄想パラダイスから帰って来た私が心に思う事はただ一つ!!

みーたんにこの人形を買う事!!
私、この日のために産まれて来た位に思っちゃたり。


でも、簡単に私の夢は叶わなかった。

私、みーたんを父と母に託して
その辺一人で徘徊していて、このメルちゃんと出会ったので
早速、ジジババ、みーたんにこの嬉しすぎる状態を伝えようと、走って呼びに行ったのです馬
みーたんがメルちゃんを抱いて、これ欲しいって顔をする事を想像して。

で、子分全員引き連れて(父はどこかに消えてたので、母とみーたんのみ)
メルちゃんの所に戻った私。
もう、買う気満々で
鼻息も周りの人に聞こえるんじゃないかってくらい、荒かったはずですよダッシュダッシュ


でもね。


でもね。


何かいる。




何だろう?

そのメルちゃんの前に立ちはだかるおしりの大きいおばちゃん。
その、おばちゃんお店の人と何やら交渉中。

おばちゃんはメルちゃんの人形のみ欲しいらしい。
でも、お店の人はメルちゃんの人形だけ売れても、
その周りのオプションたちはバラでは絶対売り切る事ができないとわかってるから

メルちゃんセット全部で4000円の持ってけドロボー状態だったんですよ。
きっと定価で買うと2万円あたりだろうなと思ってた私。
たぶん、全部新品だから1万円位で売るんだろうと思ってた私。

4000円耳?

今、お宅全部込みで4000円っていいました?って
驚き、桃の木、山椒の木状態だったんですよ。



それでも渋るおばちゃん。
さすがに、ダテにお尻が大きいだけじゃない。
そのお尻は、おばちゃんの長い人生を支えてるんですよ。

おばちゃんは簡単にうんとは言わない。


でね、そのやりとりを背後霊かの様に後ろでひっそりと聞く我が一族。
たぶん、父がいたらじゃー、俺一万出すからこっちに売ってと絶対に言うタイプ。
大金はないが、小銭ならあるぞの自営業ですよ。
あいつを連れてくれば良かった。
後悔先に立たずですよ。

そのおばちゃんの交渉を、鼻息荒く後ろで
聞いてる、私と母。
みーたんはイマイチ状況が掴めてないけど、目がランラン目に輝いてるし。


でも、お店の人も、お尻の大きいおばちゃんも自分達の事で手一杯で
私たちの存在に気づいてないんですよ。
小学生の時からフェロモン女王って言われてた私も今じゃただのおばちゃんだし、影薄いんですよ。


私、よっぽどじゃー私5000円出しますから売ってください!!って言おうか迷いましたよ。
ダテに、父は自営業じゃないですよ。
私だって自営業の父持つ娘の端くれですよ。

でもね、ここで私が下手に口を出すと
おばちゃんの購買意欲を余計にあおってしまうと思ってね。

62歳の人生ベテランの母も、
目で、あんたここは一つ黙ってなさいって顔してるし。


だから、私とりあえず鼻息だけ荒くして
存在を気づいてもらえる事を祈って
後はもう目を瞑って、我が子がこのメルちゃんを獲得する時を祈るのみだったんですよ。

悪いけど、私仏教の国タイから来たんだから。
イエス、ワタシ神様シンジテマスアーメン状態ですよ。
もう仏教だかキリスト教だかわけわかめになってるんですよ。


そして、その時が来た。



じゃー、買おうかな。
えっ?


おばちゃん買うの?

買うの?

渋々買うの?


私、こんなに鼻息荒くしたのに?
62歳の母も1歳の娘もこの戦いで疲れきってるのに?


しかも渋々?


私、もうそのおばちゃんの胸ぐら掴んで
渋々なら買うなよぉぉぉぉぉって言おうかと思ったよ。


1歳の娘も髪の毛は薄いが一生懸命生きてるんだよ。
62歳の母もちょっと太り気味だけど一生懸命いきてるんだよぉぉぉ。って言いたかったよ。

それでもダメなら泣き落とししようかと思ったよ。


で、ダメだしのお店の人の

メルちゃんセット売れましたぁぁぁぁぁの上向き矢印上向き矢印上向き矢印アナウンス



私の敗北決定の瞬間ですよ。

お供の二人もがっくりですよ。


そんな中みーたん売れたはずの
メルちゃんのベビーカーを嬉しそうに押している。

みーたん、ママね戦いに負けたの。
そのベビーカーはね、ママが買ったんじゃなくて、このお尻の大きいおばちゃんが買ったの。
ダメなママを許してね。
もし、こんなダメなママ嫌だ。
このベビーカーがどうしても欲しい。って思うんなら
このおばちゃんの家の子にしてもらってもいいのよ。
それで貴方が幸せならって思って。


そしたらね、そろそろ長くなってきたのでいきなり状況はぶくけど
その後、そのベビーカー譲ってもらえたの。
しかも、タダで。

で、両手にメルちゃんセットを渋々買って帰っていったおばちゃん。
きっと年のころによると孫に買ってあげたんだろうね。

あの両手に荷物を持つおばちゃんの後ろ姿一生忘れない。
きっとお店の人もおばちゃんも私がここまで欲しかったとは思ってなかったと思うの。
ポーカーフェイス気取ってたから。

きっと、私どうしても欲しいんです!!
ほら、娘もこんなに欲しそうにしてるしって言えばおばちゃんもしかしたら
譲ってくれたかもしれない。現にベビーカーは譲ってくれたし。


で、人形のないベビーカーを一人嬉しそうに押して家に帰るみーたん。

家に帰るとそれまで興味を示さなかった、黒人のナナチャンをベビーカーに乗せて
嬉しそうに家中歩いたり。
いきなり、ナナチャンのオムツ替えしだしたり。

その日の夜、人生久々に悔しくて眠れないって夜を過ごしたんですよ。
本当に悔しくて眠れなかったの。
あの時私が一言頼めばとか、後悔で眠れなかったの。



で、次の朝、朝食の時に
眠れなかった事を母に言うと

YOU そんなに悔しかったら買っちゃいなよ。
何も昨日のメルちゃんに固執して眠れなくなる事ないよ。
YOU,今日おもちゃ屋行くよ。
ってジャニさん系で言われて、私初めて気がついた。


そうだ、メルちゃんはこの世に一人じゃないって


それで、朝食を早々とって
母と、みーたんと買いに走った、メルちゃん。


今は我が家の宝物。
みーたんも、モモも(メルちゃん)私の大事な

た・か・ら・も・の赤ハート台風

















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最終更新日  2010年11月30日 12時52分08秒
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