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今朝の新聞を観て驚いた★故三島由紀夫所有の保管庫から、自身が製作した幻の短編映画「憂国」(モノクロ)のフィルムが発見された。これまでは、海外のオークションなどで、発売中止(三島の遺族からの「切腹」に関するクレーム)となったビデオ映像が流出していたが、状態は思わしくなく、今回発見された損傷なき奇跡のマスターは、DVD化されることになった。因みに内容は・・・
三島由紀夫原作・主演・監督。いっさい科白なしの35mmモノクロ、上演時間30分の短編映画。科白のかわりに映画の始めから終りまでワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」が流れている。割腹したときにとびだした腸には、豚の内臓を使ったという。ツール短編映画祭で次点を獲得。 (吉田和明「三島由紀夫 FOR BEGINNERS」p.146より) 配役 武山中尉:三島由紀夫 その妻麗子:鶴岡淑子 「憂国」のあらすじ 武山中尉は、親友たちが2・26事件に蹶起した結果、「皇軍相撃の事態必至となりたる情勢に痛憤」し、自害を決意。そのことを妻麗子に告げる。麗子は「軍人の妻として来るべき日が参りました」と遺書に記す。死を前にした「最後の営み」は、常にも増して情熱的であり、甘美である。そして、中尉は美しい妻にみとられる至福の中で壮絶な割腹を遂げる。それを見届けた後、麗子は、「良人の信じた大義の本当の苦味と甘味を今こそ味わえる」と、ためらうことなく自らの咽喉に刃を突き立てる。 (吉田和明「三島由紀夫 FOR BEGINNERS」p.148より) 三島の演技は、けして褒められないとのことで、マニアックなアイテムだ★しかも、バックで流れるワグナーは、三島文学ファンのユダヤ人には、刺激があるのでは???と思ったりするのは、私だけ???現在自宅内で捜索中のビデオ「MISHIMA」のDVD化を強く希望している。この「ブツ」ひょっとして、かあちゃんが捨てたかも・・・。 因みに、映画「MISHIMA」の内容については、下記の日記を参照のココロだ。 http://plaza.rakuten.co.jp/chira/diary/200501050000/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005年08月20日 08時21分29秒
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