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今日はRockwellで映画「Shall we dance?」を観て来ました。言うまでもなく日本映画のハリウット・リメイク版です。よっぽど脚本不足なのでしょうか? 最近この手のリメイクが多いですよね。そろそろあれも、「復活の日」とか「太陽を盗んだ男」とかもリメイクしたらどうでしょうか。
さて、リチャード・ギアはパッとしない旦那を演じさせるのに最適だと思ったことと、あと、思ったのはこれです。「外国に関してえらそうに言われてきたウンチクは、結構アテにならない」、ということです。はい、では行ってみよう! オリジナルの「Shall we dance?」が日本で評判になってた時、アメリカ発のコメントの中に、「我々はなぜ妻があの状況でわざわざ探偵に調査を依頼するのか理解できない」とかなんとかというのがありました。いやいや、今回のリメイク版でもそのままのストーリーでしたよ。アメリカでも取り立てて奇異なストーリーではなさそうです。 こういうの、いわゆる「外国に行ったことないやつには適当なこと言っとけ」みたいな風潮が、日本の通俗雑誌向けエセ評論家の共通認識だったのではないでしょうか。他では、例えば「イタリアには売春施設はない」…なぜならイタリア人は平気でナンパするから必要ない、からだそうで、しかしながら、私はフェリーニの映画で買春宿が登場したのを観たことがあります。 あとは、例えば「イランではクルド人は弾圧されていて、クルド人は身分を隠して生活している」ということを著名な旅行記ライターが何かに書いていましたが、これもアッバス・キアロスタミの映画では、イラン人がクルド人の兵士に向かって「おまえはクルド人だろ、誇り高き戦闘民族だろ」と叱咤する場面がありました。つまり、イランでは軍隊に普通にクルド人も入隊しており一部では尊敬されてもいるようなのです。 他は、たとえばボーナス制度は日本だけだとかアメリカ人は残業しないとか、そんな根拠の無い話、結構ありますよね。 で、私は一つの疑問をここに提出します。 日本の敗戦後、アメリカが日本統治を開始するさい、その青写真の土台となる資料を大量に集めることになったのですが、そのなかで文化人類学者のルース・ベネディクトの研究もありました。彼女は特に日本を研究していたわけではなくたまたま資料を提出するように命じられたようです。それは「菊と刀」という書物にまとめられました。彼女は日本に行った事はなく、その研究は全て、何冊かの日本文学を読んだだけで組み立てられたということです。当時は今みたいにハーバード出のジャパノロジストなどもいなく(小泉八雲はいたが)日本学というジャンルが未開拓だったとはいえ、彼女の心臓はそうとう厚いと言わざるを得ません。 で、その「菊と刀」には次のようなことが言われています。漱石の「坊ちゃん」で、坊ちゃんが以前山嵐におごってもらったウドン代かなにか(ぜんざいか?)の何十円かを、赤シャツとかの策略で彼と絶縁するさいに彼にたたき返したくだりがあります。ベネディクトはその行為をアメリカ人ならば「神経症」と診断されかねない異常な行為だと言い切っています。 これが私には腑に落ちない。私にしたら異常でもなんでもないのだが、日本人だからそう思うだけなのでしょうか? ちょっと信じられません。みなさん、欧米系の友人がいらっしゃる方、どうですか? そのようなエピソードがありますでしょうか? いま妻に聞くと「返さない」という返事が、、、、。まあフィリピン人は別として(差別です、ハイ)、人間のスタンダードとしてどうでしょうかね。絶交した相手に「恩」があった場合、それを清算しようというのは自然ではないでしょうか? いかかでしょうか皆さん。
「復活の日」でオリビアハッセーと知り合ったんですかね? やっぱりくじ引きか何かで・・
ラストシーンで、シャイニズイアンの歌声 It's not too late~♪ いいですよね オイラも大好きな映画の一つです。「人生そんなに悪くない」(2005.02.13 23:21:15)
文化人類学的な証明はできませんが、シカゴに2年あまり、暮らした事を思い出すと、
やはり、返す事はあり得ないと思います。 仮に、飢え死にしそうな場面で、うどん(ぜんざい)を施されたとすれば、 答えは、もちろん変わってくるとは思いますが、その食べ物に、異物混入の 可能性があり、その影響で重病に犯されたなどというおまけが付けば、 平気で告訴する事は、間違いないと思われます。 彼の国には、「慎ましい」とか「武士道」などという概念は、ほぼ無いに 等しいと思われますが・・・(2005.02.14 00:43:08)
お心遣いありがとうございます。
刈る民様。そのとおりですね。「復活の日」はストーリーの細部において辻褄が合わないと誤解されていますが小説を読むと厳密な科学的根拠に拠ってることが分かります。「THE DAY AFTER TOMMORROW」なんかより皮肉が効いた抜群の脚本になると思いますが(アメリカ礼賛にならないからダメか)。 Gian様。貴重な情報ありがとうございます。なるほど。まあよく考えれば現代日本なら返すかどうか怪しいですね。私は学生時代、京都の人間に返された事があります。学食で奢ったカツカレーかなんかのお金です。ショックでした。(2005.02.14 11:22:10)
借金は返します。借り物も返します。でも奢りはプレゼントですから、恩義として後に「奢り返す」ということはあっても現金で清算するものではないはずです。
たとえば別れる時に女から今までのプレゼント返してもらっても困るでしょ(@_@;) たとえが違うって・・(^^ゞ(2005.02.15 19:37:45)
こき麻呂さん
なるほど。債務ではなく過去の好意ですから、それはそうですね。しかしさんざん貢いだ女に裏切られて、クソっ、あの時の金~っ、って未練に感じるのも人情ですね。「それを返せって、言っちゃ負けですよ○○さん」て、励ましたことアリます。 ま、それの裏返しで、絶交状態になった相手から過去に貰ったプレゼントが部屋にあったら、ちょっと見えないところに、、、というのもありそうです。 (2005.02.15 22:58:39) │<< 前へ │次へ >> │一覧 │コメントを書く │ 一番上に戻る │ |
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