
千葉のレッサーパンダが立って最近CMにも起用されえて話題です。その後あちらこちらの動物園でレッサーパンダが立つと報告されて、終いには「立つのは解剖学的にもあたりまえ/あの取り上げ方は『見せ物』」だとかなんとかと旭山動物園の副園長が「苦言」を呈していたそうですが、「動物園」はそもそも『見世物』じゃないかというツッコミはさておき(思ったとおりネット上でさんざんツッコまれていた)、この副園長が根本的に間違ってるのは、全国的に風太が話題になった理由は「立つ」ことではなく「立ち方」であるということです。
我がBLOGでは珍しく今回写真を掲載しましたが見ての通りこの立ち方は相当インパクトがある。私も初めてみた時ほんとうにヒト入りの着ぐるみのようでキモチ悪く、またどこか漫画的な黒い笑いも感じられる、とにかく衝撃的な「絵」でした。これが四足動物がよくする前足を前にした「メシくれ」の立ち姿ならここまで評判にはならなかったでしょう。風太の写真の立ち方は背筋の伸びようからして強い意志を持って立っている感じがします。なぜ顔にくらべて体が黒いのか良く分かりませんが(昔のマンガで腹黒いレッサーパンダのキャラクターがあったが、一般的にレッサーパンダは体が黒いのか? だれか天王寺動物園周辺でホームレスしている元動物学部専攻の彷徨学生がいたら調べてくれ)、とにかくこんなのが自分の前から歩いて向かってきたら相当構えますね、私は。
風太と関係ないですが、昔、高校かそれくらいのとき、結構深刻な悩みがあったときにふらっと一人で動物園に行ったことあるのですがこれは結構良いですよ。ゾウやキリンなど普段実際に見ない動物を目の当たりにしたら結構スッキリします。たぶん、我々が悩む時はたいてい人間関係についてですが、人間以外の動物を見たら、世界には人間だけが住んでるのではないことに気付くからではないでしょうか。人間存在自体の重みが相対的に軽くなり自分の悩みも軽くなる感じです。ゾウの鼻なんて相当人間を凌駕していますよ。あれで水を吸って体を流すとこなんかほとんど人間業じゃありません(まあそのとおりだ)。そんなの見てたら会社なんてどうでもよくなること請け合いです。