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カテゴリ:いまむかCD
この日記は連作です。
初めての方は、できるだけ4/30の日記からお読みくださるとよろしいかと思います。 そういうわけで、4月30日午後10時。 西鉄バス「住吉」停留所から、徒歩1分のところにあるバー「サロンドビジョン」で催されたのが 博多アイドルナイトである。 今回のDJは、3月26日の日記でも登場したAKEO氏と、DJぷち。くん、そして紅一点mizuka嬢の3名である。 この日は福岡でモーニング娘。のコンサートがあったために、いわゆるモーヲタと称される熱狂的なファン達がその余韻を楽しむため、打ち上げを終えてから夜遅くにやってくるという。まぁ、何が起こるかわからないがオールナイトでまたしてもJ-POPの嵐がおよそ10坪の店内に吹き荒れることになりそうである。 機材はミキサーをはさむカタチで業務用CDプレーヤがセットされたシンプルなもの。もはやアナログプレーヤーがクラブ活動(笑)に必要条件であった時代は過去のものになりつつある。 むろんスキルばかりを追い求めるのが、リスナーのニーズに必ずしも応えているとは限らない。それでもこの手のプレーヤーは音程を変えずにテンポを可変させることが可能なため、DJ初心者でもスムーズな曲つなぎができるようになっている。 私が到着した時には、すでにプレイがスタートしていた。 こちらの管理人のかつや氏もすでにコンサート観覧後直行して来た様子である。しかもAKEO氏の選曲に合わせて何曲か振りマネで踊っているではないか。それにしても、15年前の乙女塾から現在のハロプロまでカバーできる懐の深さは感心しきりだ。私でも、数年前ならなんとかついて行けたのだが・・。 ぷち。くんのDJプレイ。この曲をバックにmizka嬢が登場、 Yeah! めっちゃホリディを踊りだした。 もっとも彼女自身、アイドル願望がかなり強いようで、こんな自主CDを出してしまったのである。 TITLE :アイドル光線・キラッ★ ARTIST :mizuka RELEASE:2005/02/19 LABEL :(完全自主制作のCD-R。ただしCDDBには登録済の模様。) ACQUISITION(入手容易度) :☆(←本人から手売りしてもらうのがベスト) STUPIDITY (バカバカしさ):☆☆ CURIOSITY (ヘンテコ度) :☆☆ EPSONの印画紙に出力した本人のブロマイド入りという手の込み様もさることながら、レコーダブルメディアでの配布とはいえ、レコーディングのクオリティが非常に高いのに驚いた。というのも、過去に友人から送ってもらったリンゴ娘.の"LOVE AND SOLDIER"という曲のチープな打ち込みサウンドに愕然としたからである。地方発のアイドルをロコドル(Local Idol)とかいうらしいのだが、ホンキでやってるのか!いいたく(=胃痛く)なるぐらいのレベルをみてしまっていたので、所詮「趣味のアイドル」だろうとタカをくくっていた。 しかし、その考えは上戸彩のほっぺを舐めたときよりも甘かった。 作詞・作曲を担当したAKINOLEE氏は、DA PUMPの振付指導にも携わったことのあるその道のプロであるとは以前から存じており、実際にイベントでDA PUMPの曲でのパフォーマンスも拝見しており、そのやたら完成度が高い踊り同様にこちらのデキもなかなかのものなのである。 もちろん彼女自身、持ち歌で唄って踊るだけでなくDJプレイもぶっちぎりで"完走"。セットリストはこちら。 午前4時すぎ。 終了後のひととき、"回想戦"ではないが近所のファミレスで談笑。 ほっけはしっかり食事も摂りながら、目の前のmizuka嬢に思うこと、あれこれ。 そりゃね。 本人だってファンだって、アイドルでいたいし追いかけていたいんよ。 でも、例えば、年とった水野あおいがフリフリのスカートはいて歌ってるのをみて、 はたして、「アレは、どうよ?」って思うわけで。 そこへいくと、mizukaちゃんはコテコテでないと思うからさ。 それが救いなんだよね。 ま、このCDの歌詞が10年後も歌えてたら、奇跡だな・・・ ジャケット内面。 インクジェットとはいえ、ピクチャーレーベルとは凝り過ぎだ。 自主制作レベルでのアイドルなりきり度はピカイチである。 で、ふと頭に浮かんだのが「宍戸留美」と「早坂好恵」の二人。 彼女らを、私はラブソングというよりは「お元気ソング」系(そんなジャンルはないが)にカテゴライズさせてもらっているが、mizuka嬢もこの2人に重なって見える。 偏見や思い込みは今すぐ捨てて 素直な気持ちで アイドルを見て欲しいの アイドル聴いてほしいの 詞を読み返すうちに、このフレーズの深さが突き刺さる。 かつて、あるタレント事務所の劇団生(当時17歳・女子)にお話を聞いたことがある。その時も、「アイドルと呼ばれることに対する世間の眼」とかいうテーマだったと記憶しているが、その時の彼女の「アイドルは、カッコイイんですよ!」の一言に背中を押してもらったような気がした(←その後彼女は『ぷっすま。』にも出演したらしい)。また別のある時ビクターの制作の方と話した時も「まさに"定期券入れに切り抜いた、青春の1ページ"だね」と気の利いたことをおっしゃっていた。 ハロプロさんたちが幅を利かせる中(そういえば7期生は1人だけだそうで。もう、好きにしてください・苦笑)、本当のアイドルってのは、居ないもんだなぁとつくづく感じてしまっていたのだが、もうその心配は不要かもしれない。 mizukaちゃんがいるからだ。 ちなみにこのCDは、彼女の出演するイベントで手売りしてもらえる可能性が高いが、詳細はHPからメールで確認していただけるといいだろう。 僕は、10年経ってもこの唄が歌えているアーティストでいてほしいと願っている。 ちょっと見てみたいような・・、そうでないような・・(爆)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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