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ダジャレと例文で覚える英単語 … 手順

*日記に書いたように、語呂合わせやダジャレで語彙を増やしていく為の手順を、簡単に記しておこうと思う。誤解・勘違いがあるやもしれんが、それはそれ、バカだと笑ってみてくれればいい。

英語を例に取れば、語彙増強が必要になるのは、普通、高校生以上だと思う。
英語の基礎を学んで中学を卒業し、高校に入るといきなり内容が難しくなるのは、他の教科と同様だ。

そして、大半の人は語彙で苦しむ。
文法で苦しむ人もいるが、それは基本ルールとしての文法を学ぶことに苦しんでいるのではなく、語の用例で苦しんでいる場合が大半である。用例は文法の範疇というよりも語彙の範疇にあるととらえて、気楽に覚えた方が良いのではないかと思う。

さて、語彙といえば単語だ。

ここでは、語呂合わせやダジャレを用いた語彙習得の手順を書き留めておこうと思っている。語呂合わせやダジャレのみで単語(の意味)を覚えたところで、必ずしも記憶に定着するものではないが、それに短文音読を組み合わせると、覚えようとリキまずとも、意外にすんなり記憶に定着するようだ。

以下に語彙学習本を利用した場合の手順を書く。

1)語彙学習本を用意する。

 見出し語とともに短文の掲載されたものが必要である。
 見出し語と意味しか載っていないものは論外である。そんなものを買うくらいなら学習者用辞書を利用した方がいい。学習者用の辞書には例文も載っている。


2)語呂合わせやダジャレで単語の意味を覚える。

 幾つも意味がある場合は、辞書で言えば第1義のみを覚える。使用頻度が気になるのならコーパスタイプの辞書で確認しておくといい。
 英単語と日本語による意味を語呂合わせやダジャレで結びつける場合は、できるだけ鮮明なイメージを想像しながら行うといい。

 今、vertebrate(n,a - 脊椎動物、脊椎のある)という単語が見出し語としてあり、その例文に "Vertebrates are characterized by vertebral column." という一文があるとしよう。

 まずは見出し語の vertebrate を語呂合わせやダジャレで覚える。
 発音は ヴァーティブレイt である。

 どのような発想をしてもいいのだが、今回は発想を膨らませる為に誤変換を利用してみよう。

 きちんと(?)ヴの字が変換できないおそれが十分にあるので、ヴをブにかえて、ついでにーの字も省くことにする。”ぶあていぶれい”を誤変換させることにする。我がatok for linuxでは”部宛イブ例”と変換された。ついでにwindowsMeのMS-IMEでは”部当て意無礼”となった。
 この辺りから想像を膨らませてみる。

 そうだ。いっそのこと学校内に”脊椎動物部”というのがあることにしよう。入部資格は脊椎動物であること。隣の部室は軟体動物部があり入部資格は軟体動物であること。その横には節足類部があり、入部資格は節足類であることとする。(どんな学校だ…笑)

 脊椎動物”部宛(あて)”で前半が完成だ。
 さて、ここで隣の軟体動物部が、脊椎動物”部あて”い(に)”無礼”と難癖付けてきた。

 脊椎動物部の入り口をがらっと開けて乗り込んでくるタコ!
 「脊椎動物”部ぁてぃ(に)無礼”と言いがかり」
 出来上がったダジャレを、元の発音を意識しながら何度か繰り返す。



3)単語の意味を掴んだら、例文を音読する。

 語呂やダジャレで意味を掴んだら、それだけで満足せず、例文を音読する。
 Vertebrates are characterized by vertebral column.

 最初は発音に気をつけながらゆっくりと、読むのに慣れてきたら次第に早くしていき、文を見たままスムーズに発声できるようになったら、暗唱に切り替える。

 文章を身ながら音読することをここでは目視音読と呼ぶことにするが、目視音読を40回~50回ほど繰り返した後に、暗唱に切り替えて50回ほど繰り返すと記憶に定着する。暗唱は気が済むまでやればいい。

 翌日以降、単語と意味がしっかり結びついているかどうか、確認すればいい。これでとりあえずの完成である。


 最後に、vertebrate (vertebral, vertebra)のダジャレを考える時、自分はいい歳こいたオトナなので、もう少しアダルト(エロじゃないよ)な連想を行った。日記でも触れたことがあるが、ネット上に公開されたものは誰が見るか判らないので、公表する側には自己規制が必要なのである。


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