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カテゴリ:ビールとウィスキーの話
サッポロビールといえば、業界第3位のビールメーカー、その主力商品が「黒ラベル」であるが、今年1月製造分からデザインも中身もリニューアルされた。メーカーの説明によれば、原材料の高い品質確保のため、契約農家を“厳選”したらしい。
「黒ラベル」は昔から、「コク」と「キレ」のバランスがとれた“標準的味わい”のビールであった。今でも新しいビールが発売されると、筆者はこの「黒ラベル」と飲み比べてみることにしている。そうすることで新製品の“味の特徴”がよくわかるからだ。 時代が変わり、「コク」よりも「キレ」で勝負するビールが増えるにつれ、「黒ラベル」の味も同じように変化してきた。今回の改訂でもその傾向は変わらない。昨年までと比べると「苦み」がやや増したようだが、麦芽とホップの味と香りは、やはり薄い。さらに薄味の「発泡酒」や「第3のビール」が主体の現在では、これでも“十分濃い”といえるのかもしれないが・・・ 下手なたとえになるが、テストの点数は低かったけれど クラス全体の平均点が下がったので順位は変わらない、といった構図だろうか?クラスの優等生「ヱビス」と飲み比べてみると、約1割というお値段の差以上に 美味しさの差が大きいのがわかる。今回のリニューアル、“可もなく不可もなし”といった内容だと思う。 筆者の評価=☆☆☆(最高は☆5つ) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
March 18, 2006 11:46:07 PM
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