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昭和10年、小学一年生になって、毎日お小遣いをもらうことになりました。一日2銭(せん)です。一銭銅貨2枚。親としては、子供に金銭感覚を持たせるためだったのでしょう。”銭” というお金は、今はありませんね。100銭が1円に当たります。 戦前は子供の赤痢が多かったので、食べ物の買い食いは禁止でした。貯めておいて、本を買ったり、玩具を買ったりしました。でもときどき、内緒で大福餅を買って食べたりしました。斜め向かいの餅菓子屋で、大福餅など、ひとつ2銭で売っていました。 一銭銅貨 実物は写真の半分ほどの大きさ、今の10円玉とほぼ同じくらいです (写真は造幣局の了承を得て掲載) 今の時代、近くのショッピングセンターに出店している餅菓子屋の店先を見ると、大福餅や柏餅などを、1個126円で売っています。6円は消費税でしょうから、本体は120円。・・・とすると、昭和10年に比べて物価は、なんと六千倍です。 莫大な戦費をまかなう国債の大量発行と、敗戦後の悪性インフレと、その後の政権政党の高物価高賃金政策が、こんな結果をもたらしたのです。 現在、日本では、どの政党も、政権をとるために、安易に国債を発行して、バラマキ政策をやっています。こんなことを続けていると、またいずれは、物価何千倍の時期が来るでしょうね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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