3576034 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

ときどき思いつき日記

ときどき思いつき日記

夏物語

ネタバレあり夏物語です。

平日昼間でしたが、
お客さんは30名ほどだったでしょうか。

ビョンホン シが何度も断って、
リライトされて
引き受けたという映画。
これが何度めかのリライトだったら、
最初はとんでもない作品だったんでしょうね~~~

よくなかったというわけではないのですが、
わかりにくいところも多々ありました。

まずわからないのが
なぜ、教授にオファーがあったのかってこと。
突然教授の名前が出てきましたよね。
たまたまライターの子が教え子だったってことから
話がトントンと進むんですけどね。

ライター=ヨリ@チャングムに
歌を歌わせたところからして
ジョンインへの伏線だったんですね。

で、わからなかったのが、
なぜ、ジョンインが布を干していたのかっていうところ。
それからヒノキの香りと歌声にさそわれてソギョンがジョンインの家に入っていったときは
朝もやの中だったのに、
わずかな間にずいぶん日が高くなったんですね(^_^;)

魚の石、
ヒノキのしおり、
二人だけのスペシャル映画鑑賞シート。
こういう小道具とかシチュエーションって初恋にありがちで、
映画全体の雰囲気を盛り上げてますよね。
魚の石と
ヒノキのしおりはジョンインとソギョンの二人だけの暗号になっています。

夏のほんの2週間ほどの出来事が
生涯独身を通す理由だった・・・というには
やっぱりタイトルは夏物語ではなく、
その年の夏であってほしかったと思いました。

列車の旅にはゆでたまごはつきもの。
そんなに口に入れたら、いくら口が大きいとはいえ、
むせるわよっ!!
ほら~~~やっぱり~~~
お茶飲みなさい。
   ついついお茶を差し出しそうになった私でした。
   こういうトコ、かわいいよね~~~

出かけるときは火の始末をしてからよっ!!
火事になったらどうするのっ!!
って、案の定火事だし。
だけど、電気が通っていない村だったから、なんですよね。
その後すぐ電気が通るのですが、
これがもうちょっと早かったらソギョンも
ジョンインも運命が変わっていたことでしょうね。

その後、
スネリ村から学生たちは急に帰ることになって、
この辺の事情もよく理解できませんでした。
察するにソウルでの運動が激化して、
こうしている場合ではないということになったのでしょう。

後先考えずに
とりあえず一緒にソウルに行こう!とジョンインを連れ出したソギョンでしたが、
学生運動の中、収監されてしまい、
ジョンインがソギョンの荷物を持っていたことでスパイ容疑がかかります。
ソギョンのパパがどうしてジョンインを知っていたのでしょう。
取調べの状況を聞いたのか、
それともどんなに逃げてもソギョンの行動はパパにお見通しだということか。

ジョンインの身の上もよくわかりません。
両親が北に行ったことで”アカの娘”と言われていますが。
ジョンインが8歳まではパパは いたわけですから、
朝鮮戦争で戻れなくなったわけじゃないですよね。

ソギョンはジョンインを知らない、といいます。
ソギョンに会ったジョンインはうれしそうに微笑みますが、
ソギョンは知らない、といい続けます。
このシーンからようやく話に引き込まれました。
ソギョン、ジョンインの目が語るんです。

ジョンインが刑務所からでて、
ソウルを離れようと駅に向かったときに
ジョンインが逡巡しつつもソギョンを別れる決意がすごく見えました。
薬を買って戻ったら姿を消していたジョンインを探すソギョンを
川のときのようにどこかで見ていたのだと思います。

「あのとき手を放さなければ」
ソギョンの声が心に聞こえてきました。

全国を探しあぐねたけど見つからなかったジョンインをようやく番組が探しあてて、
ソギョンがライターと尋ねます。
  ソギョン~~ 探し方がわるかったんじゃないの?

ラブレターでも
四月のキスでも
子どもたちに囲まれて
人里はなれたところで暮らすというシチュエーションだったスエちゃん。
こういうあたりがビョンホン シがスエちゃんを指名した理由?と考えるのは
単純すぎですね(^_^;)

ジョンインの持ち物の中に魚の石を見つけたソギョン。
ソギョンが大学でつかまったときに、
魚の石はソギョンのもとに戻ります。
それをマノサで石積みをしたてっぺんに載せてきたのですが、
その姿をジョンインは隠れて見ていたんですね。
魚の石を持ってきて、ずっと大切にしていた。
隠れてみていたのに
自分を探してほしいというメッセージをしおりにこめて
ずっとしおりを作り続けていました。

スエちゃんまで特殊メイクで老けた姿ででてきちゃったらどぉーしよ~~
と引きかけたのですが、
ジョンインは亡くなっていました。



© Rakuten Group, Inc.