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テーマ:懐かしのTV番組(6256)
カテゴリ:その他ヒーロー
はい、本日は「太陽にほえろ!」第519話"岩城刑事、ロッキーにて殉職"の感想を書きたいと思います。
題名の通り、七曲署の刑事であるロッキーこと岩城刑事(演:木之元亮さん)が殉職してしまう話。 このロッキー刑事は後にマミー刑事となる早瀬令子婦警(演:長谷直美さん)と結婚し双子を授かる、七曲署の刑事としては特異な刑事。 長さんはまあ平凡な家庭を築いている(?)みたいだけれど、他の刑事は別離や悲恋を繰り返していたし、結婚し子供に恵まれた刑事ってのはこのロッキーが初めてですよね?! 今回、舞台となるのはカナダ。 念願だったロッキー山脈登頂の夢を叶える為に長期休暇を取り、カナダへと旅立ったロッキーだったが、日本で起きた殺人事件の犯人である杜丘(演:小野進也さん)がカナダにいるとの事で登頂直前に捜査の為に山へ入る前に引き返す事を余儀なくされてしまった。 ドック刑事こと西條刑事(演:神田正輝さん)、ラガー刑事こと竹本(演:渡辺徹さん)が先に現地入りしロッキーと共に捜査を開始。途中、FBI刑事が別件で杜丘を追いかけており妨害に合うが、長さんこと野崎(演:下川辰平さん)・ジプシー刑事こと原(演:三田村邦彦さん)も合流し、女とキャンピングカーで逃げている杜岡を追った。 ロッキーの推測が当たりロッキー山脈で二人を見つけたが、杜丘が放った爆弾を爆発させない為に飛び出した所へロッキーは撃たれてしまう・・・・・。 壮大な景色がこれでもか、というほどちりばめられた今回の話。 カナダで異国の人達と触れ合う、自然と触れ合うロッキー刑事の姿はとてもはつらつとしていて心が温かくなり、これから彼が命を落とすなんて考えられません。 日本では妻、双子のまだ乳飲み子である子供達がいつもと変わりない日常を送り、父の帰りを待っている・・・夢の実現に向かって歩く父と、それを日本で見守る家族・同僚との交互に映し出されるシーンがとても切ないです。 ロッキーが命を落とす原因になった犯人が放った爆弾を拾い上げるシーンですが、愛する山を自然を、動物を人を守る為にした自然の行為。素手で爆弾を握り締め火がつくのを食い止めた所を犯人である杜丘の撃った凶弾によって命を落としてしまう・・・。 ロッキー刑事の命がゆっくりと消えていく姿、家族や仲間が悲しむ姿にこう思いました。 人の死は突然やってくる哀しく無常なもの・・・。 ただちょっとこのロッキー刑事の殉職話は今まで何話か観た各刑事の殉職話の内容に比べて掘り下げたものではないな、と感じました。 これは続けて話を観ていない事から関連するものかもしれないと思いつつ・・・。 長年の夢であるロッキー山脈登頂を叶える為にカナダを歩いているロッキー刑事の姿からこの話は始まります。そして七曲署の面々が和気藹々と彼の事を話しているところへ突然殺人事件の知らせが入ります。そして、カナダでの捜査が始まり刑事達は犯人を追い詰めていくのですが・・・何故、犯人である杜丘が殺人を起こしたのかとか、以前つきあっていた女性と逃げるに至ったのか・・・とか、ロッキーがカナダの自然や人と触れ合い刑事として生きていこうと固い決意をするに至った心情とか、とにかくあらゆる面でどこか浅く中途半端な感じがするのです。 そう、内容が散漫だなあ・・・と感じてしまったのがとても残念でしたね。 とは言うものの、長さんやドックが又しても仲間が倒れていく姿を見届けなければならなかった、あの悔しさ哀しさが画面にこれでもかという程にじんでいた哀しいシーンはやはりとても切なく名シーンであると思います。 また、夫が殉職した事を山さんこと山村(演:露口茂さん)の口から聞き、幼子を見つめ号泣する早瀬婦警の姿はとても胸がうたれました。子供が生まれこれから、という幸せな時に愛する人との突然の別れ・・・彼女は後に夫と同じ刑事になりますが、女性として母として一人の人間として日々の生活や仕事に立ち向かう姿を応援したいと泣き崩れる姿にふとそんな事を思いました。 ロッキー刑事の死は、私達が普段何気なく生活している中で突如起こる大切な人の死の哀しさを教えてくれるものでしたね。 さて、今回ロッキー刑事の命を奪う犯人、杜丘という男を小野進也さんが演じていらっしゃいます。現在は小野進也さんから小野聖心さんとお名前を変えていらっしゃいます。 「ワイルド7」の飛葉大陸役など沢山の作品にご出演されていらっしゃいますよね。(と言いながら、氷子さん「ワイルド7」は未見でございますのよん) ですので、このお話で小野聖心さんの姿を観た時に"この人!"とすぐ目が行ってしまいましたね♪どこか野性味・ワイルドなものを漂わせた感じがよく、存在感の良さとか、声もとても素敵な俳優さんでいらっしゃると思います。 だ~か~ら~さ~、もっとこの杜丘役についていろいろと掘り下げたものにしてロッキーと絡ませたり、沢山劇中に登場して欲しかったなと思うのです。 このお話は「太陽にほえろ!」4800シリーズVol.5"ロッキー&ラガー殉職編"に収録されており、現在も購入可能・観る事が可能なお話です。 以前、倉知成満さん(旧:倉地雄平さん)がご出演されているという事でラガー殉職編"ラガーよ、俺たちはおまえがなぜ死んだか知っている"を当ブログで感想を書かせていただいた話と一緒に収録されているビデオでございます。 昨夜、寝る直前にこの二つの話を観たらすごく哀しくなっちゃって ロッキー刑事の最後を観て辛くなっちゃって、「倉知成満さん観て元気を貰おう!!」ってラガー刑事の最後を観て辛くなっちゃって でもこんなにも感情移入できる作品を観る事は本当に嬉しいので、切なくなって思わず涙ぐんでも何度でも観ちゃうんだものね~。 でも本当、寝る前は危険よん(苦笑) 今日は目が腫れてるんだもん(笑) 注)小野進也さん(現:小野聖心さん)が演じていらっしゃる犯人の名前を間違えて当ブログ(当記事)に書いておりましたので訂正致しました。 (誤)杜岡→(正)杜丘 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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