氷子イズム
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氷子8381
好きな特撮ヒーロー、時代劇、時々刑事ドラマ、そして役者さんについて好き勝手に語っています。好きなもの、好きな人について話しているんですね(笑)最近は「TEAM NACS」と安田顕さんばかりです(笑)
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公序良俗に反する映画、と冒頭からかます(笑)三池崇史監督の問題作であり傑作な作品「極道戦国志 不動」。R指定作品だからね~(笑) 高校2年生にして博多中州を拠点とする不動一家の若頭である不動力(演:谷原章介さん)。子供の頃、父に殺される兄の姿を目撃し、背中にはその兄の血で不動明王を自ら彫っていた。 古い血を新しい血と入れ替える。 小学生や女子高生を従え組を作り、彼らと共に九州を仕切っている九州仁王会の幹部を次々と惨殺。腹違いの兄との死闘を乗り越え、ついには父を殺しさらに上を目指す不動力。父と組んでいた神戸夜叉組率いる能間大元(演:竹内力さん)に挑戦状を叩きつける。 この作品はね~、本当にとんでもない作品なんですよ R指定(になったのはどうやら2、3かららしいですが(笑))とか以前の問題で。 まずストーリがぶっ飛び、次にこの作品の登場人物達一人ひとりが異常で(笑)、映像の描写が過激です。(先にこの話から行こうか(笑)) 特に性的な描写が過激ですごいんです。 中でも同性愛的なものがふんだんに盛り込まれてるんですわ。女性同士、男性同士・・・男性同士なんてじい様とふんどし姿の中年男性が抱き合っていたり。大人の玩具で遊ぶ男子高校生達とか(汗) 人が惨殺される場面も超過激。 毒を飲んでしまった組の幹部が体から大量の血を噴出し溢れる溢れる。 生首のオンパレードあり~の。 そしてそして主軸である不動力率いるメンバーがこんれまたすごいのねん。 銃で組の幹部を殺す小学生に、生首でサッカーする小学生軍団。 可愛い顔して銃をぶっ放す女子高生。(「ずんだら~!」とか言うのよ~。) 普段はストリッパーのバイトをし、女性の大事なところから針を圧で飛ばす殺し業を持つ両性具有の女子高生。(この女子高生は不動と男女の関係があったりもするんだけれど。何せ女性の大事なところで針を飛ばすっちゅうすごい技の持ち主でしょ。エッチする不動の大事なモンは大丈夫なのか?!と思わず心配になりますよ(こらこら)) 途中から仲間になる男@愛染(演:高野拳磁さん)は怪力の持ち主で爆弾を仕掛けられ爆破を受けても死なない。終盤、まるでサイボーグみたいな姿になって登場するんだもん(笑) で、そんな彼らのトップが不動力なのですが。 普段はとても頭がよく優等生で見た目は端正な顔立ちをし、清潔感抜群な、真ん中分けの髪型で学ランを来た男子高校生。 でも裏では教師に薬を売り金が払えなければ自殺しろと冷たく言い放つような男。 そしてどんなに普通を装っていてもどこか血生臭さを感じさせるダークな人間。闇と血と妖艶なものが不動力には常につきまとう。 兄が実の父に殺される壮絶な現場を子供の頃に見てしまったことと、極道の血からか・・・。兄の血が沁み込んでいる刀を使い、次々と狙った首を取っていく様は凄惨であり美しい。 なのに彼が話す言葉一つ一つには極道の世界で生きているとは思えない、高校生らしからぬ、大きな力強いものを秘めている。 そう、彼が紡ぎ出す言葉はどこか頭の良さ、利発さを感じさせるのです。 もうとにかくさ~、不動力を演じる谷原章介さんが艶っぽくて美し過ぎるんです。(博多弁を喋るってところもいい荒々しくなく、けれども妖艶な神秘さと強さを感じさせるんだよね。) こんなんありか~? ってくらい、恐ろしいくらいに綺麗。 これまで他ドラマで観てきたような役柄からは正直想像し得なかった極道ものでの谷原章介さんの姿。 合ってるよ~、っつうか、恐ろしいわこの画面から出てくる魅力は・・・とおののいてしまう。 デビュー作である映画「花より男子」の次の映画出演作であるこの作品。デビューして1年後、24歳頃ですね谷原章介さん。 あ、そのお年で学ラン着た高校生役だったんだあ(笑) 全然違和感なかったです、マジで。 「極道戦国志 不動」での不動力は全くと言っていいほど笑いません。笑わない(不敵な笑みを浮かべるシーンはありましたが。)、陰を秘める演技の谷原章介さんがたっぷりと観られるんです。 ご自身のインタビューの中で演技の出来にムラがあり、生まれたての雛がヨチヨチとやっと一歩踏み出したと仰ってましたが、そのアンバランスさが極道世界に生きる高校生@不動力という人物にとても魅力が加味されたと私は思います。 この時の谷原章介さんだからこそ作り出せた不動力。 今の谷原章介さんでは出来ないだろうなあ・・・・・。 でも、当時から谷原章介さんの何ともいえない切なくキュンとさせる表情をこの作品でも見せてくれるところは、今こうして多岐に渡りご活躍される実力の片鱗を観ることができますね。 そして不動力は日本刀を使うんですけれども、腰が上手く決まらなくて谷原章介さんは演じるにあたりとてもご苦労されたようです。しかしその点に関しては違和感無く決まっていたと思います。刀さばきも構える型も様になってましたよ。今の時代劇での若手の役者さんがする殺陣よりも何倍も上手いし、決まっています。 不動力@谷原章介さんのシーンは全部好きなんですが(笑)その中でも好きなのは2つあります。 まずは「月の川」のシーン。 腹違いの兄と対峙し、ただならぬ緊張感を漂わせながら「月の川」の話をする。無表情に、淡々と話すその姿はとても恐ろしくて美しい。不動力の利発さが存分に感じられるし、谷原章介さん自身が演じられる時に醸し出す品というものが出ていてすごく好きなんです。 そしてラスト、竹内力さん演じる能間に初めて相対するシーン。 このシーンって実は撮り始めの頃で、谷原章介さんとしては演技のムラがあって(苦笑)殺陣も苦労されたというところらしいのですが、すごくかっこいいですよ。 能間に対しうっすらと笑いを浮かべたり、今度は能間の番だと宣言する飄々とした姿。 そしてラストもラスト。能間が銃を取り出すと同時に刀を抜き構える不動力。その時の構えの型といい、顔つきといい、本当惚れ惚れするくらいにかっこいい。 変な感想ですが、日本に生まれてよかった。日本の男は最高だ、とそこまで思うくらいかっこいいです。 このDVD-BOXは以前に「極道戦国志 不動 デラックス版」のDVDと同じように特典映像や特典が収録されています。 三池崇史監督と谷原章介さんインタビューが見応えがあるのですが、とても面白い・楽しめたのはこのお二人の解説が作品を観ながら聞けるというもの。当時の思い出話がたんまりと入っています。 そしてね。 この「極道戦国志 不動」のとあるシーンの本編で、本編でですよ。谷原章介さんのNGシーンがまんま使われている部分があるんですよ。最初観た時に「あれ?」と思ったんですが、これについては谷原章介さん自身とてもびっくりしていたそうです(笑)監督自身はNGシーンが入っていても気にならないと思って使ったらしいですけどね。(気付く人がいたのには苦笑されてましだけれど。って、あれは気付くでしょ監督(笑)) どこのシーンなのかを見つけるのも面白いと思います。←氷子さんは一発で見つけた これまで谷原章介さんはたくさんのドラマや映画、バラエティー・・・様々ご出演されていますが、こういった極道もののご出演というのは本当珍しいと思います。 俳優、という仕事を選ばれてスタートされた当時だからこそ、ご出演された珍しい作品だと思います。この当時だからこその溢れるような魅力、輝き、役者としての色気、役に対する思い、を作品から強烈に漂わせ、今こうしてご活躍されるという片鱗を窺わせる、貴重な作品だと思います。 「極道戦国志 不動 デラックス版」のDVDはどうやら生産中止なのでもう買えないようですが、かろうじて全シリーズが収録されているBOXは探せばあるようです。私もBOXを購入しました。 2、3は監督が変わってしまって、そこらへんにある平凡でつまらないものとなっていましたが(1での不動力の強烈なキャラクター(性格)が消えたのは許せんかったよ~!!でも谷原章介さん自身はとても美しかった。) 三池崇史監督がどれほど素晴らしい監督なのか(カメラワークなんて最高だ!って素人目の私でもワクワクと感じ入ってしまいます。)もたっぷりと感じられる、最高な作品です。 あ、でも、めちゃくちゃエロくてグロイんで(汗)一人でひっそりと観ないといけません(笑)私も観る時は一人深夜にひっそりと観ています。苦手な人は卒倒しちゃうから勧められませんね~(苦笑)←海外では評価が高いのにな~。 ん? 氷子さん的に何か書き忘れてないかって? 「極道戦国志 不動」で見せる谷原章介さんのオールヌードのことですな(笑) 谷原章介さんが脱いでいる、っつうのもとても珍しいよね。(「顔」でもふんどし姿のある意味裸体がありましたが。) 前貼りして上から下までばっちりとヌード。背中には刺青があってさ。肌は綺麗だわ、腰は細いわ、尻は形がいいわ。 こんなことを書くと氷子さんの人格誤解街道まっしぐらですが、女だって綺麗な男性の体を観れば興奮するし欲情しますわ。 もうクラックラですよ。 どんな美女でも、この作品での谷原章介さんのオールヌードの凄まじい美しさには負けるだろうなあ・・・というくらい、すごい綺麗な体してます。 決して鍛えられた様な筋肉質ではない、そうねえ・・・感想を読んだ方から蹴られそうだけれど、ボーイズラブのマンガに登場する様な美しい体でございます。 思い出したら興奮してきちゃったわ(笑) いろんなことに関してとても珍しく、貴重な、お勧めな作品「極道戦国志 不動」。 エログロが平気な人は是非是非観てください! 谷原章介さんファンでなくても、作品そのものとしてとても面白くて楽しめると思います。 「極道戦国志 不動 DVD-BOX」 「極道戦国志 不動 デラックス版」 「極道戦国志 不動 2」 「極道戦国志 不動 3」
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