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心が締め付けられるような酷い被害を齎した、東日本の地震と津波から早や一週間。
日本中の人が、そして世界のあちらこちらでもテレビやインターネットを通して送られてくる映像を 食い入るように見つめ、ただひたすら祈りにも似た想いを抱きながら過ごした、長い一週間でした。 今回の災害は私の経験した阪神大震災とは、全くちがった種類のカタストロフィ。 何か役立ててもらえること、力になれることを・・・・といくら頭をひねっても 結局は「規模も種類もあまりにも違いすぎる」と気付き、自分の無力さを改めて知り、 もどかしさと虚しさに押しつぶされそうな感覚が残るだけでした。 16年前に、いろいろなところから「がんばれ神戸!」「負けないで、兵庫のみなさん」と 横断幕を着けた車が来てくれて、たくさんの勇気と応援、そして支援の物資、お金を 頂いたお陰で、私は今こうして元気に生きています。 今回、私が被害のなかった地域に住んでいることをわかっていても、イタリアから、 またその他の国からも毎日「大丈夫?」と心のこもったメッセージやお電話をいただき、 励まされ、勇気付けられています。 世界の裏側では、今も内乱状態で人が人と争い、傷つけあい、殺しあっているところもあるというのに 一方で、こうして遠くはなれた日本に対して、驚くほど好意的に、親身になって思いを寄せてくれる・・・ どちらもニンゲンなのですね。 被災地に出向くことが出来ない今、私は自分のすべきこと、出来ることをまだまだ模索しています。 神戸が、西宮があの大地震からこうして今の姿になるまで復興できたように、 時間はかかっても、東北も、今は混乱している関東も含め、きっと立ち直れます。 そのためには1年過ぎても、5年過ぎても、今の想いを忘れずに、熱くならず、焦らず、 着実に出来るお手伝いをしていこうと思います。 自然災害があり、その後、霙や雪の日があったりもしましたが、 今朝、我が家の蘭が花を開きました。 誰に教えられたわけでもないのに、今年も4月になる少し前・・・。恐るべきプログラム脳力です。 自然は何万年繰り返してきているサイクルどおりに流れているのでしょうね。 その、ほんの一瞬に過ぎない時間を自然を借りながら生を享け、全うする人間。 自分の生き易いようにばかりではなく、大きな自然の力に畏敬の念をもって暮らすということを 考えさせられました。 今、大変に困難な状況でお暮らしの全ての人が、一日も早く心穏やかに過ごせる暮らしに戻れますように。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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