映画本日記eigabon。映画とTVドラマを1.5倍楽しむ方法 業界話とｅｉｇａｂｏｎ

カンヌでビミョーな反応だった
北野武(ビートたけし)監督の
「ＴＡＫＥＳＩＳ」

　実験映画でもあり「座頭市」のような話題性もなく、興行的に苦戦するかと思いきや･･･
　頭脳プレーのたけし＝森コンビ･･･

清純派京野ことみさんのヌードシーンを、
リークしてＰＲを始めました。

　ＵＱは、どうして今、京野ことみさんが本作でハードなセックスシーンにチャレンジしたのか、よくわかりませんが･･･結婚前とかで女優としての仕事に一区切りつけたかったのでしょうか？京野ことみの本

　ＵＱがびっくりしたのは、
遠野凪子さんのヌード

の池脇千鶴さんのヌードで、
最初に伺ってなかったため、アッという間に脱いで驚きました。
池脇さんの場合は、試写室全体でため息が･･･。

　劇団四季の三田和代さん(ＵＱの愛する岸田森さまの最期のパートナー)や、市村正親さんのヌードぐらい驚きました。

　が、いずれも愛する人とベット(正確にはに作品とも布団)に入る前に、服を脱いで上半身をさらすので大胆な性描写ではありませんでした。

　おまけに、遠野さんの場合は、抱き合い布団に入るとカメラが窓にパンをするという、観ている者が別の意味で赤面する余りにも古典的な手法(笑)。二十五年前の映画のようでした。

　いずれにしてもこの二作は、作品に自信があったので女優さんのヌードをウリにはしなかったわけで･･･
今回の京野ことみさんのセックスシーンの宣伝は「ＴＡＫＡＳＩＳ‘」の危機感の表れを感じさせるものです。


　ちなみに今話題の杉田かおるさんは(後に語るところによると)借金返済のため　で上二作と同様上半身のみ脱いで佐藤浩市さんとベットシーンがありました。杉田さんは「私のファーストキッスの相手は佐藤浩市さんてでした」と、バラエティ番組などで発言しているのは本作のことです。発言内容の真偽は不明ですが･･･まあ、女優さんなので許しましょう。
　では、松坂慶子さんと文太さんの大胆なセックスシーンスチールが公開前に男性誌カラーグラビアになり、動員に貢献したそうです。さすが、東映さんはやることに抜け目がないです･･･「芸術作品」として売らずに裸を十二分に活用します(笑）
　
　東映さんは　あくまでエイズ問題啓発と（言い張って）してを製作、その実は、こちらも借金の返済のために南野陽子さんがヌードになることが話題で、啓発映画としては異例の動員に成功しました。
　
　南野陽子さんはでも、同様の理由(借金)から、ストーリー展開と全く意味のないヌードをみせます。
　ＵＱとしては脱ぐのが悪いというわけではなくて、ただ「もっと、ご自分を大切に」と言いたいです。


ともあれ、
　今週末の一般公開を控え、「京野ことみさんのヌード作戦」がどこまで北野作品の興行収入に貢献するのか･･･作品の評価より、もっぱらそのことのほうが映画業界では話題になっています。