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テーマ:映画から何かがはじまる(569)
カテゴリ:作品レビュー(外国映画)
ジュリエットを、
聖母マリアを、 人類滅亡後の再生のイヴを そして今回はマザー・テレサを それぞれ演じたということは ある意味、女優としては非常に幸福なのでは なかろうか。 モーゼ、ヨハネ、ミケランジェロを演じた チャールトン・ヘストンのようなものと思う。 さて、この映画におけるオリビア・ハッセーは 素晴らしい。 映画としてはエピソードをつめこみすぎで、 後半はやや駆け足で、物足りないが、 オリビア・ハッセーの熱演は、この映画の そうした欠点を補っている。 数々の障害を乗り越えて、自らの目標を達成した マザー・テレサの手法は、なかなか興味をかきたて られるものがある。 彼女は新たな修道会を立ち上げたことを除いては、 組織の力をほとんど信用していなかったようだ。 目標を達成することは意思と行動だけという思い であったのだろう。 もちろん、マザー・テレサを支援する組織はあるが、 それはむしろ周辺が作って運営していたもののようだ。 それゆえ、その組織が自分の活動を阻害するものと 判ったら、あっさりとその組織を解散させてしまう。 私としては、マザー・テレサの活動内容よりは、むしろ そうしたアプローチの手法の方に興味をひかれた。 従って、寄付金がダーティ・マネーであったことを どのように乗り切り、最後の組織解散をどのようにして 実行していったのか、その後のそのスタッフたちを どのように処遇していったのかに関心を持った。 これへの関心は、単なる内幕ものへのものではなく、 組織と個人の問題、特に現在、政治や経営が直面して いる問題を解く手がかりがあるのではなかろうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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