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2006年01月30日
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「スタンドアップ」を見た翌日に「SAYURI」を
見たのであるが、その差に異様な気持ちになった。
あまりにも対照的で落差が大きい。

28日の日記に対してゲストの明彦さんから
次のようなコメントをいただいた。
改めてそのコメントの一部を紹介しておく。

----------------------------------------
同じ末端の労働者である筈の男達が、
唾棄すべき加害者になってしまう。
その背景が十分描かれなかったのは不満ですが、
観客に手渡された課題なのかもしれません。
----------------------------------------

私も、この映画が観客に突きつけたのはこの
部分であると思う。この映画の主テーマは闘う女性
ではなく、沈黙する人々である。
何故、彼らは沈黙をするのか?

女性が入ってくることによって男性の働き口が
奪われるからか?
彼女が入ったことによって誰か男が解雇されたか?
そうではないはず。
それに彼女は決して裕福ではなく、自分たちと
同じ境遇の仲間であることも判っているはず。

不当な扱いへ抗議しないのは何故?
怖いから?
何が?
その不当さは彼女だけではなく、自分にも
もたらされるはずであることが判らないのか?
それも判っているはず。

ふりかえってみれば、この映画で描かれたことは
現在の日本でも形を変えて起きていることだと
思う。
それがある場合は、声をあげた人たちが
周辺からバッシングを受けることになる。

何故、声をあげないのか?
権力やバッシングが怖いのか?

一番の原因は我々が「権利の行使」という認識を
徹底していないからではないか。
最近、何かというと「権利の主張が行き過ぎ」と
言われるが、果たしてそうだろうか?

実態は権利の主張と行使は充分ではない。
もっと行うべきだ。
そうしないから権力は肥大し、強くなり、
我々が独裁政治を生み出すことになる。

この映画はそのようなことを考えるきっかけを
与えてくれたのではなかろうか。






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最終更新日  2006年01月30日 00時17分16秒
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