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テーマ:映画から何かがはじまる(569)
カテゴリ:作品レビュー(外国映画)
主人公は可愛い孫の治療の為、心ならずも風俗店
で働く普通の初老の女性。 その女性をマリアンヌ・フェイスフルが演じる。 彼女はほとんど出ずっぱりで、現在の彼女の姿を たっぷり見ることが出来る。 私は「あの胸にもういちど」の彼女を思い浮かべ ながら、この「やわらかい手」を見ていたが、これ ら二つの作品のヒロインの間には、さほどの距離感 はない。実人生でスキャンダルに満ちた地獄のよう な日々を通ってきた彼女だからこそ表現できるこの 説得力。これはすごいことだと思う。 おどおどした様子など、彼女の持つイメージからは 遠いが、違和感はない。 ラストの近くなるにつれ、彼女の表情にひとつの確 固たる意志が顕れてくる。 そして、近所の噂好きの女性たちの見下したような 態度に対して見事な返り討ちをする。 ここは実に痛快。 この作品は、もしかしたら、「ライフ・オブ・マリ アンヌ・フェイスフル」かもしれない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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