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カテゴリ:作品レビュー(日本映画)
中学校の平和な日常風景。スポーツにおしゃべりに
夢中になって楽しむ女の子の姿。 一方で彼女の自宅へ殺到する警察やマスコミの車両。 対照的な情景のカットバックの積み重ねが観客をド ラマの中に引き込んでいく。 テンポのいいオープニングに、これからの展開への 期待が高まるが次第に失速していく。ラストはほと んど脱力状態である。 社会派ドラマを期待した観客も、または緊迫感のあ るサスペンスドラマを期待した観客も見事に裏切ら れる。 その原因のひとつが、ドラマの核にマスコミの加熱 報道を描くことから、次第にネット批判へと移行し ていったことにあるのではないか。この移行は極め て不自然であり、ドラマの重要な要素を切り捨てて しまうことになり、ドラマはその展開が不自然にな ってしまう。 そもそもネットの暴走は、それで独立しているので はなく、マスコミの加熱報道、またはそこでの報道 の方向性と相互作用、相互補完的な存在であるから だ。それはイラクでの人質事件を見れば明らかであ る。 この映画でネットの暴走のみを悪者に仕立て上げ、 マスコミの動きを全く無視して描いているのは極め て不自然でおかしい。 しかし、この映画の製作にはフジテレビが関係して いるなら、当然かも知れない。 そうだとしたら、この映画は単に出来が悪いという だけでは済ませられない、悪質な映画であると言え よう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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