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カテゴリ:作品レビュー(外国映画)
この作品はベルリン・フィルのアジア・ツアーを背景に描い
ているので、当然、各地の情景も織り込まれる。その国の演 奏家たちとの交流やこれから音楽をやっていこうという若者 へのワークショップ講座なども描かれる。 ツアーとしてのクライマックスは、サイモン・ラトルとメン バーたちがまるでロック・スターなみの歓迎を受ける台北で ある。映画もここで終わってもいいという盛り上がりであり、 私自身は、見ていてここで終わりかと思ったくらいである。 しかし、東京がまだ描かれていない。東京の場面はその後で ある。東京での場面では他の都市とは違って彼らと地元との 交流のようなものはない。キャメラは明治神宮などのいかに も日本の風景だというものを追いかけている。 この作品での日本の部分は、いかにも西洋人が従来から持っ ていたような「フジヤマ、キモノ、お寺」という情景が主で ある。 映画全体から見ても、ほとんど付け足しという感じ。 この映画の作者から見たら、東京にはツアーとしての魅力的 ドラマはほとんど発見できなかったのではないか。 もし、そうだとしたら、これは我々に非常に重要な課題をつ きつけているのではないか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年05月26日 02時53分01秒
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