哲0701の日記
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愛を読むひと■裁かれるべきはハンナだけか?
「映画から何かがはじまる(2186)」
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[ 作品レビュー(外国映画) ]
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ナチスとヒトラーが登場する映画で常に描かれるのは
彼らを熱狂的に支持する民衆の姿である。
ヒトラー率いるナチスが党勢を拡大していったのは決
して彼らの独裁的な圧力だけではなく、こうした民衆
の熱い支持もまたその大きな要因ではなかったのか。
「愛を読むひと」でハンナが裁かれるシーンで感じた
のは、では、ハンナをナチスに関わらせることになっ
た時代の空気を作っていった彼女の周辺の人々は裁か
れる必要はないのだろうかということだ。
ハンナが裁判官に投げかけた「じゃあ、あなただったら
どうしたの?」という問いは、裁判の事案となっていた
教会の火災の件だけではなく、自分がナチスに関わる
に至った経緯も含めてのことではなかったのだろうか。
ハンナを追い込んでいったものは、彼女が自分が文盲で
あることを隠していった個人的なことのように描きなが
ら、実は、彼女の周辺の人々の卑怯な沈黙にあることを
この映画は描いているのではなかろうか。
この映画が図らずも浮かび上がらせたのは、歴史の当事
者とその背景にいる人々の沈黙である。
判っていながら勇気を出せなかった人も含めての罪をあ
ぶり出したのではなかろうか。
知っていながら、もうひとつ勇気を出すことが出来なか
ったマイケルは、その代表として描かれているのではな
かろうか。
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http://tb.plaza.rakuten.co.jp/cinemaopensaloon/diary/200907050000/eff60/
こんばんは。
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ryokoさん
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原作本を読みましたが、おっしゃるとおりこの本が描いていたことの一つは、裁かれるのは看守らナチに加担していた者だけなのか?ということです。
本では「「じゃあ、あなただったらどうしましたか?」というハンナの問いかけは2回あり、教会火災の時放っておいたら死ぬことが分かったいたのに扉を開けなかったという罪に対する糾弾は2回目です。最初にハンナが問うたのは、看守として囚人を選抜しアウシュビッツへ送るということはガス室へ送る、つまり囚人が殺されることが分かっていながら送り続けたことに対する殺人罪に問われた時です。裁判所内の全ての人がその答えに注目する中、裁判官は「この世には、関わり合いになってはいけない事柄があり、命の危険がない限り、遠ざけておくべき事柄もあるのです」と答え、その答えに居合わせた人たちはがっかりするのです。「そんなことができたならやってるよ。できないから困ってるんじゃないか」と思わず言いたくなりました。このシーンは裁判中の一つの山場で、彼らを裁くことはできるのかという問いかけだと思います。
ハンナ一人に罪を擦り付ける他の看守達のみならず、あの時代を生きナチスを容認した世代が負い目を感じており、戦後世代との間に葛藤があるということを描いていたと思います。
本では、マイケル(ミヒャエル)は教授ではなく、哲学教授である気難しい父親に相談します。このシーンは禅問答のようでちょっと私には分かりまねましたが、マイケルは勇気がなかったから公表しなかったのではなく、ハンナの意志を尊重したのだと思います。
>図らずも浮かび上がらせたのは、歴史の当事者とその背景にいる人々の沈黙である。
同感です。
長々とすみません。(2009年07月15日 23時07分12秒)
■トラックバック(13)
わずか1ページで終わった恋が、永遠の長編になるーーーーー。
6月20日、東宝シネマズ二条にて鑑賞。ケイト・ウィンスレットが本作でアカデミー賞主演女優賞をゲットした。いやあ彼女が立て続けに賞を受賞しているので、驚きです。勝利の女神が彼女に取り付いたのかも...(2009年07月05日 10時29分06秒)
映画館にて「愛を読むひと」
ベルンハルト・シュリンクのベストセラー小説を、『リトル・ダンサー』のスティーヴン・ダルドリー監督が映画化。プロデューサーだったアンソニー・ミンゲラとシドニー・ポラックは製作中に死去。
おはなし:1958年のドイツ。15歳の少年マイ...(2009年07月05日 11時35分56秒)
『愛は、本に託された』
コチラの「愛を読むひと」は、全世界500万人が涙したベルンハルト・シュリンクのベストセラー小説を映画化した6/19朗読の日に公開されたPG-12指定の大河ロマンスなのですが、公開初日に早速レイトショーで観てきちゃいましたぁ〜。第81回ア...(2009年07月05日 12時13分37秒)
公式サイト。原題:THE READER。スティーヴン・ダルドリー監督、ケイト・ウィンスレット、レイフ・ファインズ、デヴィッド・クロス、アレクサンドラ・マリア・ララ、レナ・オリン、ブルーノ・ガンツ。冒頭近く、ヨーロッパ文学のカギは“秘密”にあり、それは奥に隠された...(2009年07月05日 14時59分40秒)
監督:スティーヴン・ダルドリー
出演:ケイト・ウィンスレット、レイフ・ファインズ、デヴィッド・クロス、ブルーノ・ガンツ
わずか1ページで終わった恋が、永遠の長編になる ―。
「1958年ドイツ、15歳のマイケルは体調が悪いところを助けてもらったことがき(2009年07月06日 14時22分20秒)
1958年、ドイツ。 15歳のマイケルは21歳年上のハンナに恋をする。 ハンナの部屋でマイケルが本の朗読をして、その後愛し合うのが日課となった。 突然姿を消した彼女との再会は8年後法廷で。 戦争犯罪人として被告席に立つハンナは、なぜか不利な証言を認め一人だけ無...(2009年07月07日 19時52分35秒)
1958年のドイツ、ベルリン。15歳のマイケルは21歳年上のハンナとの初めての情事にのめり込む。ハンナの部屋に足繁く通い、請われるままに始めた本の朗読によって、2人の時間はいっそう濃密なものになるが、ある...(2009年07月08日 09時21分34秒)
人気作品だけに開場後直ぐに多くの座席が埋り立ち見客が出てしまう。その為に主権者が空席探しに時間がかかり開映時刻も10分程送れて上映が開始された。客層はほぼ女性ばかりで小学生位の女子の姿もある。 映画の話 1958年のドイツ、15歳のミヒャエルは21歳も年上...(2009年07月08日 12時20分11秒)
「愛を読む人」★★★★☆オススメ
ケイト・ウィンスレット 、レイフ・ファインズ 、デヴィッド・クロス 主演
スティーヴン・ダルドリー 監督、2008年、124分 、アメリカ 、ドイツ
★映画のブログ...(2009年07月10日 12時23分59秒)
原題:The Reader
ハンナ役を引き受けていたニコール・キッドマンが妊娠発覚により降板したといういわくつきのこの映画、焦点は年上の女性への憧れか親子の断絶か・・・!?
当時15歳のマイケル(デヴィッド・クロス)とハンナ(ケイト・ウィンスレット)が初め...(2009年07月11日 21時05分36秒)
15才の少年マイケルは、下校時に具合が悪くなったところを助けられたことから、21歳年上の女性ハンナと知り合い、激しく求め合うようになる。ハンナが本を読んで欲しいといい、マイケルの朗読が二人の儀式になっていく。 学校にチャーミングな転校生がきても、学校が...(2009年07月12日 23時00分30秒)
賞レースで名だたる名女優をおさえ、主演のケイト・ウインスレットが賞を総なめにした
「愛を読む人」。
ドイツ人の法律学の大学教授ベルンハルト・シュリンク氏が1995年に発表した原作は、、
世界で500万人が涙したベストセラーだとか。
日本でもミリオンセラー...(2009年07月15日 23時07分59秒)
『愛を読むひと』を観ました幼いころに恋に落ち、数年後に劇的な再会を果たした男女が、本の朗読を通じて愛を確かめ合うラブストーリーです>>『愛を読むひと』関連原題: THEREADERジャンル: ドラマ/ロマンス/戦争上映時間: 124分製作国: 2008年・アメリカ/ドイ...(2009年07月30日 22時32分55秒)
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