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2009年07月15日
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フロストとニクソンの対決は、まずはフロストが
先制パンチを浴びせるが、そこはしたたかで老獪
なニクソン、実にうまくかわして、優位に進めて
いく。このあたりは国内の政敵やマスコミだけで
はなく、世界中の国々のリーダーたちとわたりあ
ってきたアメリカ大統領の底知れぬすごさを見せ
てくれる。こんな場面を見ると、「外交が得意」
とかいうどこかの総理の浅薄さやそのことがいか
に虚妄であるかがよく判る。
ニクソン優位に進む対決はあることからフロスト
が、逆転を果たす。
フロストがニクソンを追い詰め、結局はニクソン
に致命傷を与えたのはブレーンたちの調査結果で
も、フロストの論理的追及でもない。
それは、テレビが示すニクソンの老い、疲れた、
そして醜悪な表情を捕らえた「映像」である。
実はここがこの映画のポイントである。
この映画の作者たちは、フロストとニクソンの対
決を描くことによって改めてニクソンを告発しよ
うとか、再評価しようとかは考えてはいない。
善悪を超えて、テレビが描き、発信する「映像」が
すべてを支配している時代に我々が生きていること
を訴えたかったのではなかろうか。

その意味では、劇場社会に生きている我々への痛烈
なパンチである。













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最終更新日  2009年07月15日 03時34分12秒
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