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カテゴリ:作品レビュー(外国映画)
シャネルといえば、高級服のイメージであり、これを
入手すること、身に着けることは金持ちの証であると いったイメージが強いのであるが、この映画を見ると 当時の上流階級のファッションへの反発や批判が出発 点になっているようで、そこは非常に面白かった。 当時の上流階級の逆を行き、それがいつの間にか上流 階級の本流になっていったというわけで、そのプロセ スは非常に面白い。このような変化をココ・シャネル 自身はどのように思っていたのであろうか? そのようなことはこの映画「ココ・アヴァン・シャネ ル」からは窺うことは出来ない。 映画の中でのココのファッションへの関わりは、趣味 のような感じで帽子をちょことちょこっと作って、そ れはほとんど趣味の範囲を出ていない。それがどのよ うにしてシャネル帝国へと変貌を遂げたのか、そこは 全く描かれていない。ココのファッションへの主張や 発想の原点についても描いて欲しかった。 そもそもこの映画が彼女の恋愛面を中心に描いている ことは判るのだが、ファッションへの主張を描かねば ココ・シャネルを主人公にした意味はないであろう。 「サガン-悲しみよこんにちは-」も伝記映画として は、たいしたことはないが、こちらはまだ小説を書く ということへの拘りを描こうとしただけ、この「ココ ・アヴァン・シャネル」よりましである。 この映画がつまらなかったことが、次に公開される 「ココ・シャネル」にどのように影響するのか、不安 である。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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