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カテゴリ:作品レビュー(日本映画)
緒方明監督は「独立少年合唱団」と「いつか読書する日」を
見ればわかる通り、とにかくきっちりと作品を撮る監督であ る。この作品もその通りで、実はさほど面白くもないような 素材と人物たちを実に巧く描いて、面白い作品に仕上げてい る。上記で紹介した2作品には地方の共同体や風土というも のが背景にあったのだが、この「のんちゃんのり弁」では東 京の下町がある。その下町の共同体の風情に寄りかかること なく、それが次第に消えつつあることを工事現場を多く見せ ることで描いている点がこの作品の特長であろうか。 この監督には、もっと企画が来てもいいと思うのだが・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年10月25日 07時33分54秒
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