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カテゴリ:作品レビュー(外国映画)
アンジェイ・ワイダの渾身の作品である。
アンジェイ・ワイダ自身、カティンの森事件では父親が 犠牲者の一人であり、母親も失意の中で亡くなっている。 この事件の映画化はワイダ監督の積年の思いがこもった ものであった。それが今、こうして完成して見ることが 出来る。 ワイダの個人的な思いがこもった作品であるが、これは 決してプライベート・フィルムではない。世界中の人々に 共有できる作品となっている。 ワイダ監督作品が常に衝撃を与えているのは、作品への 情念だけではなく、それを支える映画術も兼ね備わって いるからであろう。 ファーストシーンではナチスの侵攻から逃れた難民とソ 連軍の侵攻からの難民が交差する。この場面がこの映画の テーマとポーランドという国の運命的状況を表現している と思う。 また、ラスト近くで「教えて、私はどこの国にいるの?」 という台詞もまた、この映画のテーマであると同時に、 これは世界中の人々に発信されたものであろう。 もちろん、日本に対してもである。 この映画「カティンの森」が描いたことは、今の日本にも 課せられた問題である。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年04月26日 00時10分53秒
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