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2010年12月01日
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ルイ・マルの「死刑台のエレベーター」は、まさに映画史に
残る大傑作であり、これと今回の緒方明作品とを比較するこ
と自体は全くのナンセンスである。比較の結果は自明である。
映画は時代の産物であるとすれば、この物語の設定が現在で
も成り立つかどうかは、重要なチェックポイントである。
もし、それが成り立たない場合、脚本や演出がそれをどのよ
うにカバーしているかである。それが出来ているなら、この
作品は合格であろう。

主人公に秘書がついていて、何故、会長に秘書がいないのか。

定時後にはビル全体の電源が落ちるようになっているが、
最近ではどこの会社もサーバーが設置されていて、ある時刻
以降は電源が落ちるという仕掛けを持つことはないのではな
いか。
そもそも主人公が勤務しているのは「国際医療ボランティア
団体」である。

仮にエレベーターに閉じ込められることになろうとも、現在
では、携帯電話があるではないか。そこでこの作品では、主
人公が携帯を忘れる状況を設定をしているが、この部分は非
常に不自然。

外国の政府要人を警備中の警官が、ただのヒラの警官とはい
え、銃を所持したまま行方不明になったら、これはもっと大
騒ぎになるのではないか。

このように考えるとこの作品の条件設定は不自然。
その不自然さを脚本と演出もカバーしていないし、そもそも
出来ないのではないか。
もはや、この物語は2010年には無理なのかも知れない。
最後の項は、このような状況設定を行った脚本自体が杜撰
としかいいようがない。






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最終更新日  2010年12月01日 01時49分12秒
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