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カテゴリ:作品レビュー(外国映画)
重量感たっぷりの映画である。
ダルトン・トランボ脚本、フランクリン・J・シャフナー 監督という組み合わせがぴったりである。当時なら監督は ジョン・フランケンハイマーでも良かったかも知れない。 主人公のパピヨンにとっては、脱獄するということだけが 至上の目的であり、社会に出て何をするか、自分を陥れた 冤罪の真相を暴くことなど実はどうでも良かったのではな かろうか。 脱獄はあくまで手段であって、本当の目的はその先の自由 な生活の日々であるはずが、彼の場合は「脱獄という手段」 が目的化している。しかし、彼の場合、自由を求める姿勢 や行動こそが大事なので、「手段の目的化」という意見な ど聞くに値しないことかも知れない。 パピヨンの生き方は、知らず知らずに管理社会に慣れてし まった現代人への「それでいいのか!?」という強烈なメ ッセージである。 この映画の主人公は形式上はパピヨンと呼ばれる囚人であ るが、実際には彼が持つ「執念」が主人公といえよう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年12月28日 07時19分10秒
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