|
全て
| カテゴリ未分類
| 浜んまち映画祭
| 「甘い人生」
| 作品レビュー(日本映画)
| 読書レビュー
| 時事
| 作品レビュー(外国映画)
| 映画の話題全般
| 映画スタッフ
| 映画俳優
| 長崎の話題
| 映画監督
| 作品レビュー(中国、香港、韓国、台湾)
| 硫黄島2部作
| 実録・連合赤軍
| 映画「靖国」
| 演劇
| アクセス数
| 哲学カフェ
| ソーシャルネットワーク
カテゴリ:作品レビュー(日本映画)
白夜行」の雪穂と亮司に対して
「悪人」の祐一と光代とを比較してみよう。 どちらのカップルも逃亡者である。雪穂と亮司は社会の中で 生きているように見えるが、それはあくまでも表面的なこと で、実態は、亮司が雪穂をあのような形で支えていたという ことだ。彼らは自分たちが安らかに生きていける場を必死に なって求めていたわけであり、それを実行していたのである。 「悪人」の祐一と光代の二人も逃亡者であり、彼らは現実の 社会から必死になって遠ざかることに意味を求めていたので ある。祐一と光代には、自分たちの行動が悪であるという意 識を持っていたと思われる。 それに対して「白夜行」の二人には「悪」かどうかの意識は ないのではなかろうか。彼らには悪とか正義とかの区別など どうでもよかったのではなかろうか? 亮司が雪穂にとっての太陽であることだけが唯一の正しいこ とであったに違いない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[作品レビュー(日本映画)] カテゴリの最新記事
|
|