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カテゴリ:作品レビュー(日本映画)
日本映画がつまらないのは政治的テーマに斬り込まないからだ
と常々思っている私にとって、議員人質と議事堂占拠やが描か れる「SP・革命編」という映画は、ある種、非常にそそられ、 期待してしまう作品なのである。 私にとって革命とは「連合赤軍」であり、姿勢としては反権力 である。 しかし、この映画におけるものは「革命」とはほど遠く、それ は。どちらかというと「私怨」であった。議事堂を占拠して、 現在の体制に刃向かうのであれば、それは革命と言うのかも知 れないが、そこには「反権力」の姿勢は感じられなかった。 その意味では、この作品が娯楽映画としてある程度の出来は認 めつつも、それは薄味革命でしかなかったのである。 しかし、尾形と井上の因縁の対立は非常に興味をそそられる。 この二人の関係もこの作品では決着はついていない。 「SP・革命編」の続編はあるべきだと思うし、いずれ、そこ から真の「革命編」が出来ることも期待したいと思いたい。 そのときに尾形や井上が革命軍の側に立つのか、どうかは予測 が出来ない。だからこそ次を期待したいし、「SP」という微 妙な立場が、この作品を興味深いものにしていることの意味を 心に刻んでおきたいのである。 国会議事堂をバックにした尾形と井上の対決は、非常に意味深 いものであると思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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