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カテゴリ:イタリア映画
ソフィア・ローレンがメチャメチャ良かったです!感動しました。
ビットリオ・デ・シーカ監督の1960年イタリアの映画です。 第2次世界大戦下のローマ。夫を亡くしたチェジラは戦火を逃れるため娘のロセッタを連れて田舎へ疎開する。 彼女らは疎開先でインテリ青年ミケーレに出会う・・・・・。 この映画でソフィア・ローレンはアカデミーとカンヌで主演女優賞を取っています。 納得の演技です! 娘を連れてサバイバルするたくましいイタリア女性を見事に演じています! 僕はソフィア・ローレンの映画を見るのはこれが初めてです。 単にセクシーな・・・と言うより、けばいイタリア女優というイメージだったんですが、これを見てとても素晴らしい女優だと分かりました。とてもセクシーでしたし。 疎開先で知り合うミケーレを演じるのはな、なんと!ジャン・ポール・ベルモンド! 彼がイタリア語で演技しています・・・・・いえ、彼のセリフはイタリア人によってアフレコされています。 彼のファンとしてはちょっと残念です。 前に見た「異邦人」のアンナ・カリーナもイタリア人によるアフレコで少しがっかりでしたが、当時のイタリア映画界では当たり前のことだったんでしょう。 そう!「山猫」のバート・ランカスターもアフレコでした。 ただ彼の場合はオリジナルの声を知らないので全然違和感なかったんですけど。(笑) 反戦をテーマにしたストーリーもいいです。 ストーリーは淡々と進みますが後半、急展開!ショッキングです。 演出もうまいです。デ・シーカはリアリズムの監督でカメラ・ワークは凝らずシンプルに撮る人ですが、逆にキャラクターの感情がとても伝わってきます。 原作はアルベルト・モラビアで、前回見た「暗殺の森」の原作者でもあります。 モラビアはいいですね、やっぱり! ゴダール、ベルトリッチ、デ・シーカ達の演出がいいのか、彼の原作がいいのか、両方か?一度モラビア読んでみないと。 この映画、日本ではDVDやビデオになっていません。 アメリカではDVDが出ていて、僕はそれを見たんですが映像がひどい! DVDですよ!一昔前の裏ビデオ見てるようでした。 画像が粗い、粗い! オリジナルのフィルムは残ってないんでしょうか? せっかく素晴らしい映画なのでリマスターしてDVDを再発して欲しいです。 ソフィア・ローレン、もっときれいに見えるはずです。 DVD発売されてない日本ではどうしましょう? 今日もまた不親切な、日本で見えないオススメ映画でした。(笑) バイバイ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004/12/30 11:06:13 AM
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