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2008/04/05
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作家、そしてドキュメンタリー監督としてアメリカの政治、金持ちなどを批判する庶民の味方?!マイケル・ムーア。
このドキュメンタリーはその彼の偽善を暴こうとするドキュメンタリーになっています。

都合のいい真実。。。。。

マイケル・ムーアに胡散臭さを感じたマイケル・ウィルソンはムーアが過去に作ったドキュメンタリー3作(「ロジャー&ミー」「ボウリング・フォー・コロンバイン」「華氏911」)を検証するため関係者たちに取材を始める。そしてマイケル・ムーアに対しても直接のインタビューを申し込むが・・・・・。

いろいろな人々の証言からムーアのドキュメンタリーがやらせであることが明らかになってきます。

銃規制の甘さを訴える「ボウリング・フォー・コロンバイン」の中で誰でも簡単に銃を買えるという例として、マイケル・ムーアが店に行きその場で銃登録を済ませて銃を持って店から出てくるシーンがあります。
店でムーアの取材に応じた3人の証言からやらせであることが分かります。この3人はやらせを知ってて取材に応じたわけではありません。ムーアが簡単に銃を買えるような印象を与えるための編集をしており、3人はムーアにだまされたと感じています。

華氏911」ではイラクへ出兵して両腕を失くした兵士のニュース・シーンが流されます。そしてこの兵士は国から無理矢理イラクに送り込まれて腕を失くしたとムーアが解説してます。
ところがマイケル・ウィルソンがこの兵士にインタビューをしたところ、ムーアからは何のコンタクトもなく勝手に自分が負傷した映像を利用してコメントしただけみたいです。
彼は自分の意志で兵士になりイラクへ行ったのに、取材もせず勝手にコメントしたムーアに対して怒っていました。

こんな感じでムーアのドキュメンタリーの嘘が次々と明るみになっていくというドキュメンタリーです。

どうしてマイケル・ムーアはやらせドキュメンタリーを作ったのか?

今やリムジンで移動してニューヨークのアッパー・ウェストの高級マンションに住むセレブとなったマイケル・ムーアですが、富と名声のためなのでしょうか?

じゃあ、このドキュメンタリーは真実を伝えているのか?

マイケル・ムーア、マイケル・ウィルソンのダブル・マイケル?!両方のドキュメンタリーを見て各自が判断するのがいいでしょう。

ここで僕の意見を言ってもそれがまた、真実か?嘘か?となってどんどんややこしくなってきますから何も言いません。

真実を伝えようとするドキュメンタリーをめぐって事実と嘘の境界線があいまいになってくるシュールな展開が僕にとっては結構面白かったりします。

そう言えば地球温暖化問題を扱ったドキュメンタリー「不都合な真実」もこの映画にとって「都合のいい真実」=やらせがあるみたいです。

この映画はまだ見てないので鑑賞後にコメントしようと思います。

バイバイ






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Last updated  2008/04/06 11:50:04 PM
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