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やっと今日になってリンクの編集をしてみました。どのサイトも映画にはまったく関係ありませんが、シュールでおもしろいものばかりなので、良かったら訪問してみて下さい。
それでは今日も、映画批評を始めます。今日の映画はパーフェクト・ワールドです。 この映画は見て感動した人が多いらしく、泣ける映画の一つとされているようですが、僕の見解はまったく違います。もしこの映画を見て涙を流したことのある方は、ここから先は読まない方が良いでしょう。不愉快な気持ちになる恐れがあります。 それではそれでもまだ読みたいと言う方のために、まずはストーリーから解説します。 1963年、テキサス州。ブッチ・ヘインズ(ケヴィン・コスナー)は、アラバマ刑務所から同じ囚人のテリー・ピュー(キース・サセバージャ)と一緒に脱走し、その途中で押し入った家で8歳の少年フィリップ(T・J・ローサー)を人質に取って逃亡します。ですがブッチは、フィリップに危害を加えようとした相棒のテリーを射殺してしまい、それを機に州警察はすぐに厳重な警戒線を張り………、と言った感じです。 一見、この映画はメッセージ系の映画に見えますが、深いメッセージなど何もなく、浅はかな小手先だけの映画だと言えます。 そもそもこの映画に登場する人物(キャラクター)達には、誰一人として感情移入ができません。主人公のブッチにしろフィリップ少年にしろ、嫌悪感は感じても好感などは決して持てないタイプのキャラクターなのです。 フィリップ少年は常に何を考えているのか分かりませんし、ブッチはやることなすこと凡てが凶悪なのです。一緒に脱獄した仲間は殺してしまうし、ブッチとフィリップの二人に一晩の宿を提供してくれた老人には、身の危険を感じた途端に縛り上げ脅す始末です。 もちろんそういうキャラクター設定だと言ってしまえばそれまでなのですが、とてもこんなキャラクター達に感情移入などはできませんし、むしろ見ていて不快感すら感じます。 (ここから先はネタバレします) そしてクライマックスのシーンなんかもそうですが、ブッチが撃たれた瞬間、僕には「因果応報」の言葉しか思い浮かびませんでした。 それなのにこの映画を見て泣いたと言う人は、僕の周りにも何人かいます。ですがそれは本当に本心なのでしょうか?ただ周りの意見に合わせているだけなのではないでしょうか?もし、本心でそう言っているのであれば、それは何か妙なトラウマでも持っているのではないでしょうか?(これはさすがにちょっと言い過ぎかも………) まあいずれにしろ、見る価値など無いに等しい映画です。 監督 クリント・イーストウッド 制作年 1993年 制作国 アメリカ 出演 ケヴィン・コスナー/クリント・イーストウッド/T・J・ローサー/ローラ・ダーン/キース・サラバージャ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004年07月25日 11時26分36秒
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