カテゴリ:シェフの雑記帳
これは焼き大根。今が旬の冬大根はじっくり焼き上げると甘みが出て美味しい。これは本来江戸の庶民料理で、ごま油でじっくり焼き上げた大根に大根おろしと削り節と醤油をかけて食べるという素朴なものだ。大根を焼くという発想がもう廃れている感じで、大根といえば卸しか煮るかとしかあまり見ないが、炒めたり、焼いたりしても美味しいものだ。 フォアグラのソテーの付け合わせにするときは、フォアグラの柔らかな食感に合わせるためにブイヨンで柔らかく煮てからバターで焼いたもの使うことが多いが、これはメインの付け合わせに使います。オリーヴオイルで焼いて塩をしただけですけど、うちの畑の大根ですから結構うまいです。 さかもとこーひーの毎年の定番ブレンド、ハートバレンタインカフェ。 そしてこちらが、サンク・オ・ピエ専用バレンタインブレンド。これにはちょっとしたエピソードが、、、私のブログとさかもとさんのブログを読んでみてください。 サンク・オ・ピエ専用バレンタインブレンドは、飲んでみると、なるほど先日の間違えブレンドとはまったく違い、実に上品!チョコレートともよくマッチします。まあ、チョコレートに合わないこーひーというのもなかなかないでしょうが、さかもとこーひーの場合は合うという次元がちょっと違うんですけどね、、、。 昨日までは、ニカラグア・エンバシーとコロンビア・サマニエゴを使っていたんですが、ニカラグアの非常にデリケートな味わいとコロンビアの中では、今までに感じたことなかったような力強さを感じるサマニエゴ、どちらもとても美味しいこーひーなんですが、やはりシングルオリジンのこーひーは、料理に例えると素材のみの味という感じで、シンプルな塩焼きとでもいいましょうか、、、美味しさがシンプルなわけです。もちろん、つまらないということではありませんよ!塩焼きには塩焼きにしか出せないよさがありますからね!それに比べると、ブレンドこーひーには、シングルにはないデザートへの対応力などを感じます。単体でも十分に美味い物を混ぜることでさらに別の美味さを作り上げるわけだが、先日のコロンビア、ニカラグアの1:1ブレンドは、パッとしなかったのにさかもとさんが、ちゃんとイメージして混ぜるとこれだけものができるというのが、料理人の私にもミステリーです。食材の組み合わせや調味料の組み合わせなら、わかるんですが、こーひーのブレンドの秘訣はどうにも想像がつかないのが自分でも不思議なくらいです。
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Last updated
Feb 7, 2011 02:56:04 PM
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