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2006.11.02
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カテゴリ:ミステリー
本日ご紹介するミステリーは、島田荘司さんの「魔神の遊戯」です。

●あらすじ
精神疾患の疑いのある男が、ある日突然、絵を描き始めた。画家がキャノンと呼ぶその村の風景画を何枚も描き続けた。その描写は枚数を重ねるごとに精密になっていく。キャノンはティモシーという実在の村であることが判明するが、画家は実際の村には興味がなかった。しかし、彼には未来の記憶があり、そこで幼い頃に自分と母親をいじめた女たちを殺すのだという。

●簡単な感想
前半はとても興味を惹かれました。御手洗さんのシリーズを読むのが久しぶりなこともあって、島田さんの文章が快かったです。なんですが、途中から少し中だるみがありました。殺人事件が起こるのですが、同じような感じで殺されるので、同じことが繰り返し描写されているような印象があるせいだと思います。もう少し、人数を減らしても良かったのではないかと思います。
また、主にはティモシーの村の住人視点で、石岡さんのようなワトソン役が語り手でないのもだれる原因だったようです。署長とのやりとりは面白かったのですが。
解決の部分が若干わかりにくかったのも残念でした。読み進めばわかるようになるのですが。


以下はネタバレを含む感想です。
読まれた方のみ反転してご覧ください。


犯人の名前が告げられても「誰だろう?」となってしまったのは残念でした。なんとなく見覚えがあるような気はしたのですが。犯人はできれば主要な登場人物から出てもらった方がありがたいです。犯人が次々に殺人をおかして、その理由がたった一人だったというのも無理があったように思います。見知らぬ人がいたら目立つでしょうけど、迅速に済ませれば身元を隠したままで村がら出ることも可能でしょうし。その辺りがちょっと弱かったように思います。
それに、御手洗さんが御手洗さんでないことも、手際の悪さからわかりましたし。やはりもっと人数を絞ったほうが良かったと思います。御手洗さんは、あれだけの人数をどんどん死なせてしまうような名探偵ではないですから(たぶん)。
ロドニーの手記は「母」という表記と「ママ」の表記とがあったので別人かと思いましたが、人ではなく時が違っていました。それは良かったのですが、手記の最後の捕まるところが良くわかりませんでした。リンダが5日で捕まるのが2日では合わないですし。ただの妄想だからということで良いのでしょうか。あれがあることによって、ロドニーが犯人なんだとミスリードすることはできますが。



以上です。





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Last updated  2006.11.02 21:35:31
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