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本日ご紹介するミステリーは、中西智明さんの「消失!」です。 ●あらすじ 同時期に発生した三件の事件。死体と犯人とが、ともに現場から消えていた。死体が見つからないことから警察は動いてくれず、探偵の新寺仁が妹の頼みで調査をはじめた。 ●簡単な感想 ちょっと不思議な部分があったり、あまり好みに合わない部分もあったりしましたが、楽しめました。 ワトソン役である龍蔵が事件よりも自分の恋に夢中っぽいのも気になりましたが。 以下はネタバレを含む感想です。 読まれた方のみ反転してご覧ください。 犬を放し飼いにする、という時点で不思議です。現代日本を舞台にするならせめて猫で良かったと思うのですが。首輪をしていたとしても、小型犬でも、繋がれないでウロウロしていたら保健所に通報される可能性は高いと思いますし。わたしが子供のころでも野良犬はいなかったですが、知らないだけで結構いたりしたのでしょうか。舞台がそれほど田舎だとは思えないですが。 犬相手に本気で嫉妬するユリは変な人だと思いますが、実際にちょっと変な人っぽく書かれているので、今後彼女までおかしくならないか気になりました。 風でドアが閉まって、あたかも誰かがいたかのように見せかけるトリックは画期的とまでは思わないですが、確かに前例がはないかもしれません。 リーダーが作者名を持っていることは読み終わった後で気が付きましたが、犯罪者のあげくに殺される役回りのキャラに自分の名前をつけるのはどうしてなのか気になりました。 疑わしい人がそのまま犯人なのかと思ったら探偵が犯人でしたオチだったわけですが、できれば捕まってもらいたかったです。ワトソン役には期待できないですが、これからも犯行を重ねますという終わり方では後味あ良くないです。動機も全く同情できませんし。はじめの方で「兄の知り合いの結婚式があった」くらいの伏線?はあっても良かったように思います。 以上です。 │<< 前日へ │翌日へ >> │一覧 │ 一番上に戻る │ |