|
カテゴリ:直腸がん
1年前の今日のことです。
前の週に町病院で受けた大腸癌内視鏡検査の結果を妻と聞きに行き、 「大腸がん」が確定しました。 内視鏡の画像を見ながら、医師に説明してもらいました。 ディスプレイの画面には艶つや鮮やかで活発そうながんが映っています。 「直腸がんですね。直径は2~3センチあります。」 先週、がんの疑いを聞いたときから覚悟はしていましたが、 やっぱり確定するとショックです。 ちらっと横を見ると、なぜか妻は落ち着いた感じ。 静かに医師の話を聴いています。 「このギザギザを歯状線というのですが、 ここから2センチあるかないかのところにできているので、 根治させるには、直腸を切るしかありません。 この位置だと9割方は人工肛門になると思います。 当院では肛門温存は無理です。 肛門を温存したいなら、機械で縫合する病院に行く必要があります。 ただ、人工肛門にしても排便障害が残ります。 便意がわからないというくらいの障害になります。 リンパなども切るので排尿障害も起きるかもしれません。 俳優の渡哲也さんは40代で人工肛門にして、 その後、ご存知と思いますが西部警察などで活躍なさりました。 肛門温存よりも人工肛門の方が、生活の質は上かもしれません。 どうしますか? セカンドオピニオンを聞くのもよいと思いますよ。」 この一週間、いろいろと自分たちで調べて、 ・まずは肛門温存を試そう、 ・排便障害に耐えられなければ人工肛門を考えよう、 と決めていたので、セカンドオピニオン先として 駒込病院と有明病院への紹介状をお願いしました。 帰宅後、さっそく有明病院の予約を取りました。 話は遡りますが、自分たちでは次のようなことを調べていました。 手術の方法として、 ・超低位前方切除術 ・内肛門括約筋切除(ISR) であれば肛門に近い直腸がんを切り取れる。 必要であれば、放射線でがんを小さくしてから手術することもある。 難しい術式であり吻合機も必要なので、 専門の病院に行く必要がある。 排便障害は、おもに頻便と便失禁があり、 術後2年で、1日5~6回のトイレ回数となる。 通勤や外回りがネックで社会復帰できない人も多そう。 セカンドオピニオン先の病院については、ネット検索で、 ・都立駒込病院 (←町病院の医師の話に出てきた) ・国立がんセンター中央病院 ・がん研究会有明病院 が良さそうに見えました。 でも、素人には甲乙つけがたく、選択に迷います。 ここで、口コミを読んだ妻から、 有明病院は、建物や設備が新しく、 システムが患者にも見舞いの家族にも便利、 と教えてもらい、ここを第1候補と決めました。 家から電車1本で行ける、ということも大きかったです。 あと、これからも町病院にはお世話になりそうなので、 そこでの話に出た駒込病院についても紹介状をお願いすることにしました。 (追記 2015/9/4) 有明病院を第1候補にしたのは、漢方外来の存在もありました。 この時点では、抗がん剤や放射線があるかもと思っていました。 癌退治とのトレードオフで免疫力が落ちます。 それを補うために、体全体に効く高濃度ビタミンCや漢方を考えていました。 あと、排便障害への不安もとても大きく、 漢方は腸の調子にも効くと思ったのです。 ↓よろしければ、ポチッとお願いします。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015/09/04 07:23:39 PM
コメント(0) | コメントを書く
[直腸がん] カテゴリの最新記事
|