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クラルテ@ ao_6さんへ >もしかしてこの日焼けは畑やけ? -----…
ao_6@ Re:二度目の種蒔きからの気付き ファーマーclarte(09/29) お久しぶりです~。 ipod可愛いですよね♪…

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cnmh

cnmh

Sep 13, 2003
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カテゴリ:おでかけ日記
台風も直撃せずにそれて行った金曜日の夜。

それでも嵐のような暴風雨の中、大濠公園の能楽堂にて、
楽しみにしていた『ふくおか「萬斎の会」』の狂言を観てきました\( ^∇^)/

去年から何気に気になり始めて、野村萬斎の狂言観に行くのは、今回で3回目になります。

他の人のは見たことないんだけど、陰陽師で有名になった野村萬斎氏は、語り口が軽妙で、狂言をおもしろおかしく解説してくれるので、もうすっかり虜状態です。

今回は、前から3列目のすごくいい席で、かなり間近で狂言師の方達の表情まではっきり見えて、感激もひとしお。

今日の番組は、小舞◆鮒(フナ)
と『蝋燭狂言』形式の◆狐塚(きつねづか)◆弓矢太郎の合計3作です。

◆鮒(フナ)
狂言には、森羅万象、いろんな生き物が出てきて、それを人間である狂言師が人間の格好のまま、いろんな生き物の動きを写実的に表現することによって、観ている観客は各自の想像力でお話を楽しみます。

今回の小舞◆鮒(フナ)のお話の設定の場所は、琵琶湖。
貧者たちが、琵琶湖を渡った先にある神社にお金持ちになるようにお願いに行くために船で渡ってる途中で、お賽銭をここで払わないと通させないぞ、と、お賽銭の無理強いをしに、船で渡ってきた神社の人達(守銭奴です)が通せんぼ。

ナケナシのお金を取られるなんて!と船と船は琵琶湖で討論になり、最終的には着ぐるみ剥がされて、とうとう琵琶湖の神様の登場!

能楽だったら、琵琶湖から出てくる神様といったら、かっこよく大龍だったりするだろうに、狂言だからとはいえ、琵琶湖から出てきた神様は、なんとフナの神様!
鯉でもなくって鮒なんですよ!( ̄△ ̄;)エッ・・?

いくらなんでもみみっちくないかい??
その時点で、考えつかないくらい庶民的すぎて笑えます。( ̄m ̄〃)

そんなみみっちすぎる題材の鮒でも、野村萬斎扮する鮒の神様の動きが、妙にコミカルで、軽快で、のびのびしていて、気品があって、その落差もまた狂言らしくて笑えてしまう。

そのあと、◆狐塚◆弓矢太郎と続くのですが、狂言って、日常の中のワンシーンを面白おかしく切り取っていて、豊かな感性でとても興味深い。

人間に潜む『恐れ』の感情を、笑い飛ばすように茶化して表現してしまう。

話言葉も、今と比べると、とてもゆっくり、音楽のようにリズミカルで、今と昔は時間の流れさえも違っていたのだなーと、
話言葉からみる、文化の流れのようなものまで考察したりして。
古めかしい言葉は、それなりに、本来の意味が理解できる言い回しにできていて昔言葉の美しさと写実性に感動したり。

毎回、狂言を観ると何か新しい『日本』の発見があるような気がして、なかなか気に入っています。

ところで、コンサートやライブ慣れしていると、その日の最後の狂言、の終わり方がいつも、納得いかないくらい、あっさり淡白で、『えっ?最後に挨拶には出てこないの??』とか『アンコールとか無し??』なんて思ってしまうのは、現代の過剰なサービスに慣れすぎているのが原因でしょうか(笑)?

これが、当たり前なのかもしれないけれど、いつもなんだか、さみしいなあ、名残惜しいわん。
なんて思ってしまいます。

今日は、外は嵐だというのに、立ち見まで出たほど大盛況でした。
狂言って人気があるんですかね?( ̄m ̄〃)

おまけ 
みどころ解説

◆弓矢太郎 ゆみやたろう

常に弓矢を携えた太郎は、臆病者のくせに、何でも射るとおおいばり。仲間たちは、そんな太郎を脅してやろうと相談する。太郎は仲間から天神の森に鬼が出ると聞いて目をまわすが、息を吹き返すと性懲りもなくまたもや腕自慢を始めるのだった。そこで肝試しに、天神の森の老松に扇をかけてくることになるのだが、さてさてその結末は…。
逆転に次ぐ逆転、変化に富んだ演目です。最後に笑うのは誰?


興味がある方はどうぞ♪
野村萬斎・万作のホームページ






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Last updated  Aug 9, 2004 10:05:48 AM
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