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テーマ:最近観た映画。(38633)
カテゴリ:cinema
監督・脚本 マイケル・ムーア 主演 ジョージWブッシュ 第57回カンヌ国際映画祭最高賞パルムドール、 国際批評家連盟賞ダブル受賞 史上最長級25分にわたるスタンディングオベイション! というふれこみだったら、どうしたって触手が動くってもんです(笑) 【ボウリングフォーコロンバイン】までは、 なんとかマイケルムーアのセンスも許せたけれど 【華氏911】はどうなんだろう? ってな半信半疑な気分で行ったからでしょうか? 私にはどうにも納得できない内容ではありました。 個人的に、ブッシュは能無し(言っちゃった~)で、嫌いなんだけど、 それでも、ブッシュだけ攻撃されていて、なんかかわいそうっていうか ブッシュ動かしてんのはネオコンやろっ!って 思わず突っ込みと同情をしてあげたくなるくらい、 私には、911事件以降のアメリカを ブッシュとサウジに責任転嫁してるような内容に見受けられました。 ネオコンに関しては本当になんら触れられていなくて、 ちょっぴりウォルフォウィッツ国防副長官が出てきたくらい。 (彼は欲深そうな子泣きじじいみたいにスクリーン上では見えました) タカ派のラムズフェルドもそんなに悪役での登場ではなかったし。 とにかく、ブッシュの能無しぶりをこき下ろして 休暇をとりすぎだとか、自分のファミリーとかお友達の資金源が バレるとやばいから、とりあえず、責任転嫁をイラクのフセインにまわしちゃおっと♪ 的にイラク戦争を始めたとか そういう事実のみは事実として受け入れられるけれど そういうセンセーショナルな事実をスキャンダルにすることで マイケル・ムーアはネオコンの悪巧み(私とは思想が違いすぎる、という点で悪巧みとさせていただきました) を目立たなく、私達の視点をはぐらかせてしまったんだなー とこちらも穿った見方をしたくなる。 そんな感想を私は強く持ってしまった。 もしかりに、これが原因で、ブッシュが再選できなくて、 ケリー側にネオコンがそのまま鞍替えしちゃったら(その予兆は大いにある) どう落とし前つけてくれんのさ、マイケル・ムーアよお! と、まさか情報操作して混乱させてる張本人はメディア側の君か! と、ドキュメンタリーもよしあしだわな~ と、物質的な幸せを追求しまくっている惨めな人々をたくさん見てしまって 見終わるころには、どっと疲れ、なんともいえない出口のないような 悲しい気分になりました。 人間の幸せの価値観はそれぞれ違うからなんともいえないけれど 私の価値観とは全然違ったな~ は~~。。。 マイケル・ムーアはこれに味をしめて、コイズミジュンイチロウドキュメンタリーでも作ってくれんかいな?! と半ば自虐的なことを思ってしまった、切ない映画でした。 ◇華氏911 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Aug 30, 2004 11:25:04 AM
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