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やはり、大阪府庁の移転は否決したものの、
12月に破綻が確定する大阪市のWTCを「救う」ために、府庁が購入する、という案が通ったようです。 結局、なしくずしに、「移転」はするのでしょうが、 これで、大阪は、これまでよりも一層、「エエカゲンで楽観的な夢物語」を前提とした、 ムダな投資と、機会・資源の喪失、、、の歴史をくりかえすことになってしまうのでしょうか? 大改革や大議論のイメージがありますが、橋下知事率いる大阪府は、低迷する大阪の産業政策について、これといった提案はされず、 一過性のイベントと、WTCへの府庁移転を含む土建系(特に根拠のない大手前・森ノ宮そしてベイエリアの再開発計画も含めて)に終始している気がします。 WTCは財界の求めに応じた不良債権のもみ消し、、とも言えるでしょう。 周りにも不良債権だらけ、、、という場所ですから、、、WTC周辺は。 これまでの、大阪府や大阪市が、バブル期や高度成長期から繰り返してきた、 数々の「プロジェクト」「構想」のようなものも、 「当時」は、財界も企業もみんな期待して、賛成してきたものでした。 きっと、「当時」でも冷静に考えれば、 各プロジェクト、1箇所だけずつなら成り立つかもしれないが、 国内や世界の需要が何倍にもなりつづけないかぎり、 市内・府内・国内の無数のプロジェクトが乱立して共倒れになる、、、ということは、 予想できたはずなのですが、 それがまた「バブル」たるゆえんなのでしょうけども。 しかし、 今回の、湾岸や、大手前地区や、またもしかしたら、森ノ宮地区の「構想」は、 それらよりもはるかに即席なものだし、 そもそも、 梅田や難波や阿倍野でも再開発しまくっていて、 かつまだ衛星都市でもいろんな再開発を進めまくってるなかで、 ホンマに成り立つんかいな、、、 という危惧を抱かざるをえません。 バブルの教訓や、楽天的なプロジェクトの教訓はどう活かされるのでしょう、、、 今日、大阪府議会は、誰からみてもわかりにくい結論を出したわけですが、 その「わかりにくさ」から推測するに、 ここに至るには、賛否どちらの人たちも、 きっと、苦渋に満ちた選択をしたことだろうとも思います。 正直、 小泉首相の郵政選挙や、 それを真似た堺市長選挙(何の政治実績もない、これまでの府庁をつくってきた古手のお役人でも、橋下知事が推薦したら、現職をボロボロに打ち負かしてしまう!!)を目の当たりにして、 賛成派にせよ、反対派にせよ、 本当に、自由で、活発な意見が出せる場ではなくなってしまっているのではないか、、、 そう心配してしまうような雰囲気の中で、 「なんとも、わかりにくい結論」=「橋下知事にハッキリ反対した形にしたくない…結論」 になったのではないか、と想像しています。 この「わかりにくい結論」について、興味深いのは、 ネット上での個人ブログもざっとみても、 このオカシナ結論を、オカシイと言っている方々が多いのですが、 その批判の矛先は、 橋下知事の政治的な圧力には向かずに、 議会・議員に向いている、、、ということでしょう。 こと、ここに至ったら、 大阪府議会の議員の方々には、 実際に、この予算を使う12月までに、 本当に、 イメージではなく、また、「こころいき」だけではなく、 大阪のためによいことなのかどうか? を、 政治のプロとして(行政のほうは、よくもわるくも知事の命令でどんな答えでも出すでしょうから) 本気で、命がけで、考えて、 それでも、 おかしい、、、と思ったら、 今、賛成している人たちも含めて、 予算の執行に反対をしていただきたい、、、と思います。 本当は、それは、行政の仕事、 つまりは、知事やお役人の仕事だとも思いますが、 お役人たちは、イエスマンの集団になってしまっているようですので。 最低限絶対に、ちゃんと検討しておくべきことは、 (府庁舎の安全とか、利便性とかも、、ですけども) ・湾岸地域に対する再投資(誰が、何を意図して、どれだけ) ・大手前地区に対する再投資( 同上 ) そして、もしかしたら、 ・森ノ宮地区に対する再投資(・・・成人病センターを移転して、、、って言ってるようなので) について、 「思惑」や「期待」にとどまらない、責任ある判断と、そのための正確な分析が、 絶対に必要だと思います。 それが「最低限」であって、 そこまでしても、「計画的に」はなかなかいかないのが「都市開発」だと思うので。 今回は、「大阪府庁のお役人の職場が不便になるかどうか」 というような、ちっぽけなハナシではない、、、、と 僕は思っています。 もちろん、それとともに、 「イジメ・タタキ」を”される側”になりたくなかったら”する側”回るように、、、という「圧力」が有効になるような社会風潮が助長されている、、、ということも、気がかりなのですが、、、、 単なるイメージなので、以下、一部、失礼な表現があるのはお許しいただきたいのですが、 テレビドラマ的イメージのレベルでいえば、 「議会・議員」といえば、ともすれば、 守旧で保守で利益誘導、、、的なイメージが正直ある気がしますが、 実際には、 結局は、有権者や市民・府民・国民が、 議会・議員に何を期待するのか? その期待を映す鏡だと思います。 有権者が、目先や理不尽な利益誘導を求めるならば、 そうした議員さんが力を持ち、そうでない人が落ちてしまう、、、 イメージで選ぶなら、 イメージ戦略に熱心なやり方の人たちだけが通る、、、 で、 正直、今は、鏡の側ががんばらないと、イメージや好き嫌い、、、で、 流されそうな時代になっている、、、 のだと思います。 つまりは、 「守旧で保守で利益誘導」的なイメージを貼られてきた議会・議員側が、 逆に、有権者達に、あるべき姿を示すべき時だと思います。 本当の意味での議会制民主主義の大切さを理解する有権者を育て、 その有権者からこそ選ばれる議員、、になるために、、、 それにしても、 「タタく側についておかないと、タタかれるよ、、、、」 という圧力で、 議会の議員先生たちですら、意見がいえなくなる社会、、、 「戦前」を笑ったり、批判したりできなくなりました。 もちろん、 有権者の僕らも、、、 いえ、「今」の僕らこそが、、、、 後世の子供たちからこう言われることをイメージしながら、 日々を生きる必要があるようです。 ・・なぜ、あのとき、あなたがたは、何も言わなかったのか? なぜ、おかしいなら反対しなかったのか? 見て見ぬふりをしたのか??? と、、、 [社会・政治]カテゴリの最新記事
クラシカさん、はじめまして。
私はWTCへの府庁移転に賛成ですし、今回の流れにはとりあえず“大阪冬の陣”完了ということで十分満足しています。 意地悪な見方ですが、クラシカさんは江戸の敵を長崎で討とうとしていませんか。ここで“江戸の敵”とは、もちろん交響楽団への補助金見直しのことです。私の勘違いでしたら謝ります。 交響楽は西洋文化ですから、税金よりも支援者からの寄付に頼るのが筋だと私は思います。 (2009.11.03 20:24:40)
和邇吉師さん
率直な感想ありがとうございます。オケの腹いせでは決してありません。ただ以前の記事からそう読む方がおられることはご感想をいただいて気付きました。和邇さんが決して悪意ではないことも十分によくわかりますので、決して皮肉ではなく、お礼を申し上げます。 オケの補助金のこととは比べ物にならないほど、はるかに大阪の都市の問題のことが深刻です。正直海外のオケも寄付金と補助金で成り立っており、関西の財界が立ち直ればおっしゃるとおり解決することですし、とりたてて、「オケだけ」をひいきにすべきとも思ってません。(だからといって、水都2009やイルミネーションがどれだけサステイナブルかも怪しいですし、一方、邦楽を育成してるとも思えませんが。) 僕が、「WTC&大手前&森之宮 同時再開発」を前提とした「府庁移転」に反対する理由は日記に書いたとおりです。 WTCやATCが並ぶ、市場が見放した場所に府庁が移ったら栄える!という論理も、現在の「天満橋界隈」以上のものがなぜできるのか?不明ですし(そもそも国の合同庁舎が「不便なところへ金をかけて引っ越しする」理由も資本主義経済では考え難いですし) 大阪の業務・商業都心の規模から言って、「同時再開発」などありえず、梅田と阿倍野がコケないようにするのでも危うい、、のが今の大阪市だと思っています。意見は相違するようですが、賛同くださらないまでも、単なる好き嫌いや「橋下氏の反対派・賛成派」という「色分け」で大阪の街を見ないで頂けるとうれしいです。とはいえ、礼を踏まえた上でのご感想ありがとうございます。(2009.11.03 21:06:32) │<< 前へ │次へ >> │一覧 │コメントを書く │ 一番上に戻る │ |
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