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cms@ebisu

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2006.07.01
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カテゴリ:演劇、観劇
このタイトルがまさに、この作品です。
世田谷パブリックシアターのサイトのイントロダクションによると、「アンデルセン生誕200年を記念して、アンデルセンを生んだデンマークの『ハンス・クリスチャン・アンデルセン2005』から、ロベール・ルパージュが制作を委嘱された一人芝居」ということです。
本日は日本版、出演・白井晃のバージョンの初お披露目です。作・演出・出演がロベール・ルパージュのバージョンは、6月23-30日に既に上演されました。
この白井版の演出もロベール・ルパージュ。
ルパージュ出演の舞台も観た知人によると、演じ手だけが日本人による日本語バージョンのようです。

物語は、パリのオペラ座で上演される新作について。
企画の提案者のフランス、パリのオペラ座のディレクターが、様々な劇場の目論みから、数カ国を巻き込んだ企画のプロジェクトを立ち上げます。
その一つの案として、同時期に上演されるオペラと時代・背景が似ているから制作費が節約できると、そんな理由で選ばれたのがアンデルセンのある小説です。
少ない予算で海外から作詞家を招聘するなど、タイトルどおりのアンデルセン・プロジェクトが始動しました。

フランス人の演出家によるその手法は、映像と音楽、そして人物が加わり、実に美しく斬新な情景が舞台の上に登場します。
スクリーンが舞台にもなり、その中に人物が入る様は、立体的な映像、3Dのような錯覚を起こし、観ていてワクワクします。
それが登場人物の心理と相俟って、観客の感情も高ぶります。

プロジェクトに係わる人々の思惑、人物の日常が、ある意味目を覆いたくなる現実の醜さまでも描写されています。アンデルセンの人物像も同様に。

主な登場人物は、カナダ・ケベック出身の作詞家とパリ・オペラ座のディレクターとパリに住むモロッコ系の青年。全て白井晃が一人で演じています。
登場人物の概観も意味のあるもの。そして舞台を細部まで気をつけて観てください。観客の想像力が役に立ちます。

世田谷パブリックシアター芸術監督・野村萬斎がプログラムの挨拶でこう述べています。「演劇の力というものを考える時、それは創り手と観客の相互作用によって成立するイマジネーションの中にある」のだと。
観客も受け身ばかりではいられません。創り手と共に考え、作品を理解することも観客の作業の楽しみの一つになることを期待します。

作・演出・ロベール・ルパージュ、翻訳・松岡和子、出演・白井 晃

この公演の詳細は、こちら

(世田谷パブリックシアターにて)7月8日まで。
その後、兵庫、高知、山口で上演されます。





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最終更新日  2006.07.02 22:50:42
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