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cms@ebisu

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2007.01.13
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昨年から観に行っている新春浅草歌舞伎
劇場の往き返りに浅草寺をお参りするのが常となりました。

さて、新年のこの舞台には「お年玉」という、出演者が日替わりで登場する年始の挨拶があります。
この日は中村獅童。
演目に関する説明を行い、緊張がほぐれたところで客席に語りかけ、和やかな雰囲気を作っていました。
そして舞台中央に正座して、年始の挨拶を述べ、深々と頭を下げたまま幕の中へ。
いよいよ開演です。

演目は写真のとおり「義経千本桜―すし屋―」、新古演劇十種の内「身替座禅」。
今回はこの新春浅草歌舞伎の魅力を記しましょう。
私自身はまだ観て二年目の浅草歌舞伎ですが、プログラムによると昭和55年に浅草での歌舞伎興行が復活して以来、一月の浅草公会堂での公演が続いているそうです。

11月に新橋演舞場での花形歌舞伎を紹介しましたが、この浅草歌舞伎も若手が古典の大役に挑む場であり、古典歌舞伎の伝承に大きな位置を占めているということですが、こちらはメインキャストを演じる出演者のほぼ全員が若手です。

「義経千本桜―すし屋―」では白髪の’弥左衛門’の役に30代の市川男女蔵が扮していたり、同作品の’いがみの権太’の役は上方の片岡仁左衛門が有名ですが、こちらも上方若手の片岡愛之助が演じています。

そして「身替座禅」では、幕間のイヤホンガイドのインタビューで「こんなに早く父親が演じている役をやるとは思わなかった」と語っていた中村勘太郎。彼は大名・山蔭右京を演じています。
この作品は狂言で有名な作品です。
浮気相手が都に来ているから、一晩だけでも屋敷を抜け出し会いに行きたい右京。妻に座禅修行をするから一晩放っといてくれと言い、妻が立ち去ってから身替の者に座禅をさせて自分は抜け出す、というものです。
右京の奥方の玉の井とは、当然のように上座について主人に対して威圧的に話をするような人物です。結果、自分に内緒で抜け出した夫を厳しく攻め立て、それから逃れる夫の様子が観る側には面白いのですが、その奥方を獅童が見た目も凄い迫力で演じています。

このように、古典ものでは一つの作品を様々な役者で観る楽しみが歌舞伎にはあります。
そしてこの新春浅草歌舞伎では、この第2部でも同じ演目で(今回は「身替座禅」)一部役者が入れ替わって上演しています。
1部と2部のこの趣向、役者にとっては競演の場となっているようです。

(浅草公会堂にて)





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最終更新日  2007.01.14 22:03:46
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