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演劇、観劇のカフェ

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cms@ebisu

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2007.06.23
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2001年、ロンドンのナショナル・シアターへ、『マイ・フェア・レディ』を観に行きました。
コヴェント・ガーデンの花売り娘が、社交界で通用するような見事な英語を話せるようになるその変化を、この舞台となったロンドンで観たい、英語で聴いてみたいという想いからです。
大変人気の舞台で、朝早くから当日券に並び、限りなく天井に近い席で観ることになりました。
その時のヒギンズ教授は、ジョナサン・プライス(『ミス・サイゴン』のエンジニア役オリジナル・キャスト)。
ロングランのその舞台には、映画さながらの豪華なセットが用いられ、まさに映画そのままの感動を得たのでした。

さて、今回観た作品は、2005年秋に新演出として帝国劇場で上演された公演の全国公演版です。
大地真央のイライザはそのまま、ヒギンズ教授に石井一孝を迎えて上演されました。
かつて('90)同じく主演を大地真央で観た舞台の印象とは大きく違いました。
シンプルな舞台装置、そしてミュージカルだからといって華美な動きをしない様に、登場人物が歌い出すまで、これがミュージカル作品だということを本当に忘れてしまうほど、セリフに聞き入っていました。

演出は文学座の西川信廣。

特にヒギンズ教授とピッカリング大佐(羽場裕一)のコンビが、その会話にそれぞれの性格が出ていて面白い舞台になりました。
観ている方は、その狭間で成長するイライザを見守っている心境です。

正直言って、石井一孝のヒギンズは若すぎるのではないかと懸念を抱いていたのですが、言語の研究に情熱を傾ける世間知らずの紳士、そのちょっと横暴で強引な男の不器用さまでも軽快に演じられているのが魅力でした。
歌い出すと、まさにヒギンズ!
言語への情熱がイライザの出現によって、紆余曲折しながらも目論見どおりに行くものの、彼女が研究材料以外の存在だと感じる時の素直さは、微笑ましくさえあります。

そんな中で、有名な楽曲を聴く喜びを感じながら観ていました。
イライザの父親ドゥーリトル(上條恒彦)の傍若無人ぶり、手を差し伸べたくなるようなイライザに夢中のフレディ(浦井健治)など、要所に登場人物の歌と魅力がちりばめられています。
初演でフレディを演じた藤木孝が、ここではゾルタン・カーパシーという嫌味な言語学者をコミカルに演じるという興味深いキャスティングもあります。

全国公演中、この日一日だけ、横浜の神奈川県民ホール大ホールで上演されました。
写真はロビーから見た横浜港の眺めです。
都内で観るのとは一味違った気分になれる、贅沢な一日を過ごしました。

4月に幕を明けた全国公演も、7月7日の厚木市文化会館でラストとなります。

原作・バーナード・ショウ、脚本・作詞・アラン・ジェイ・ラーナー、音楽・フレデリッィ・ロウ
訳・倉橋健、訳詞・滝弘太郎・若谷和子、演出・西川信廣、振付・上島雪夫、装置・堀尾幸男、衣裳・宮里あんこ、照明・塚本悟

※全国公演詳細は、東宝のこちらのサイトで。

(神奈川県民ホール 大ホールにて)

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最終更新日  2007.06.26 19:26:00
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