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カテゴリ:歌舞伎・古典、観劇
NHK-BSの生放送もあったので、劇場以外でもご覧になった方が多いと思います。 1月3日の初日開演前には、出演者による鏡開きがあり、観客に升酒が振舞われました。 休憩時間には獅子舞(7日まで)、そして劇中にまき手拭いもあり(連日)、お正月気分満載です。 七代目尾上菊五郎を中心とした菊五郎劇団による新年の国立劇場の初芝居は、上演の途絶えていた題材を復活狂言として蘇らせました。 今の時代ならではのアレンジを加え、今回は菊五郎の大凧宙乗り、そして菊之助による劇中で本水の立ち廻りなど、古典の中にもダイナミックな仕掛け満載の華やかな舞台となりました。 特に大凧の宙乗りは、今まで見たことの無い、宣伝文句によると「スペクタクル」で美しい場面です。 そして、今回は立役のみの菊之助による立ち廻りは、滝のように流れる本水の中から登場します。 水の中で裸で格闘する場面は、役者本来の姿と所作の両面から逞しさと美しさを感じさせるものでした。 歌舞伎の舞台を観て痛感するのは、全てが一日にして成らず、積み重ねであるということ。 自分自身に言い聞かせるように、新年の初観劇の舞台を楽しみました。 ※公演詳細は、国立劇場のサイトで。 ※鏡開きの様子も国立劇場のサイトで。 ※音羽屋ホームページの今月のみどころに、菊五郎、菊之助それぞれの役どころが掲載されています。 (国立劇場 大劇場にて) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.01.06 12:59:33
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