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Coach for Travelers by 旅するコーチ
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『自分の秘密 才能を自分で見つける方法』 は、これからの人生を何を軸に、どの方向へ進んでいったらよいのか、悩んでいる方には特におススメの本です。 内容は、世界的に著名な方々の紹介から始まり、そのような人たちが自分の才能をなぜ開花できたのか、どうやって行動してきたのかを、第1から第5までの秘密として解説しています。 「第2の秘密」に書かれている、 「能力の源泉を活用する3つのポイントは、 1.具体的な事象を複数、思い出して、なぜそれをやりたかったのかを考える 2.それらの中で共通する抽象概念を探る 3.2を具体的に応用する場面を考える である」 は、『ソース』 にも近いものがあります。 実際にこの手順に従って自分の「能力の源泉」を考えてみたところ、 「既存のモノを自らの体験を通してよりよいものに変えていく」こと だということに気づきました。考えるにあたっては、あーでもない、こーでもない、と書きなぐっていたせいで、手帳10ページくらい使いましたけど(^^;。 これから外れてしまうと、僕のモチベーションが下がり、そのことへの魅力を感じなくなってしまうのです。そういう意味では研修講師の仕事は、そのテーマの既存のプログラムを伝わりやすいようにアレンジし、受講生の結果を見てさらに磨きをかけることができるので、自分としてもかなりフィット感があります。 「自分を知る」ことに興味がある方には、ぜひ読んでいただきたい本です。 ★5つ。
「懐かしい~~~!」 というのが第一の感想です。 すでに映画化もされているのでこの本をご存じの方も多いでしょう。 『阪急電車』は、関西圏をつないでいる私鉄ですが、いくつかある路線の中でも 比較的マイナー(?)な今津線の各駅で起こる、ほっこりとした物語です。 初めて社会人になったときの就職先は宝塚市で、まさにこの小説の舞台である 今津線沿線、小林(おばやし)駅と仁川駅の間あたりに一人暮らしをしていました。 小説の中に出てくるスーパーなどは、当時、買い物に行ったりしていたので ありありと思い出されます。 そういった個人的な思い入れはべつにしても、電車に乗り合わせた乗客たちの それぞれのドラマは、読んでいると心を温めてくれます。 強力な寒波襲来の時期ですので、こんな本で「暖」をとるのもおすすめですよ。 ★4つ。
たぶん本との出会いにも「旬」というか、「その時」というか、 いわゆるタイミングというものがあると思っています。 いまだからこそ、そこに書かれている言葉に深く感じるものがある。 そんな意味で、今、この『イリュージョン』に出会えたのはよかった、 と心から思えます。 『イリュージョン』を書いたのは、『かもめのジョナサン』のリチャード・バックさん。 お話は、飛行機乗りの主人公と、元「救世主」の出会いから始まります。 特に響いたのは、 「ぼくたちは皆、やりたいことは、なんでも、自由に、やってかまわないんだ」 という言葉。 「他人を傷つけることはダメじゃないか?」という主人公に、元「救世主」は、 「相手の生き方が自分たちとちがえば、(こっちが)傷つけられると言って、 相手を傷つけようとする」 「傷つくか、傷つかないかは、本人が選択すること」 まったくその通りかもしれません。 自分がやりたいことをやらない理由として、勝手に「他人を傷つけてしまうから」 という言い訳をしているのかも。 そして、もう一つ、「良心は自分にたいする忠実さの度合いを計る尺度である」 という言葉も出てきます。 僕なりの解釈としては、「自分の良心の声に耳を傾けて、やりたいことを自由に やってよい」ととらえました。 しばらく自分に言い聞かせてみます。 ★5つ。
『幸福の習慣』は、人が幸せな人生をおくるために必要なことが、統計的データに裏付けられながら語られている本です。なので説得力があります。 ウェルビーイング=幸福・人生の満足とは次のことが重要。 1.仕事に情熱を持って取り組んでいる 2.よい人間関係を築いている 3.経済的に安定している 4.心身ともに健康で活き活きしている 5.地域社会に貢献している どれか1つを満たしている人は66%もいるのに、これらすべてとなると、たった7%しかいません。 自分の中でもっと満足したい項目はどれだろう? それを満たすためには何ができるだろう? 読み終わった後は、そんな問いを自分に投げかけることができます。 特に気に入ったのは、「お金を使うときは、経験をすることに使ったほうが物を購入するときよりも2、3倍の幸福感を得られる」というもの。僕の趣味である旅は、物品としては確かに手元に残るものはほとんどないですが(お土産もあまり買わないので)、記憶としての満足感はとても高いです。 逆にちょっと気になるのは、「テレビは幸せの役に立っている」ということ。我が家では3年前に捨てて以来、自宅にテレビはありませんが、それほど支障があるようには感じていないのです。おそらく、テレビと幸福感の調査をしたのが1990年代が最後、ということで、いまほどネット環境が発達しておらず、パソコン、スマホなどのネット機器が発達している今なら、だいぶ変わっているのかもしれません。 研修講師として「仕事での幸せ」を伝えている身としては、自分にとっての仕事での幸せを、もっともっと追究したいと思わせてくれる本でした。☆4つ。
『一流たちの金言』は、いわゆる著名人の方の言葉を厳選し 26個おさめたものです。 どの言葉も深く、「読むとやる気が湧いてくる」という副題 は決して嘘ではありません。 特に感銘を受けたのはイチローの話でした。 彼は「準備に準備を重ね、備えを怠らない人」なのだそうです。 そこまで準備をする理由は、「言い訳を最小限にするため」。 なにかミスをしてしまうと、つい言い訳をしたくなってしまいま すよね。ところが、準備を重ねることで、自分に言い訳できない 状況にまで自分自身を追い込んでいく。前回ご紹介したスティー ブ・ジョブスもそうですが、微細なところにまでこだわることが 「プロフェッショナリズム」の定義なのかもしれません。 僕の大切な友人であり、大先輩である研修講師の方も、事前に準備 を怠らない方です。資料の読み込みはもちろんのこと、会場の下調 べ、交通機関など、完璧に準備をしています。「自分は肝が小さい から」と笑って言ってましたが、この本を読んで、イチローと重な るところを感じました。 ☆4つ。
まさに『ジョブズ・ウェイ』を読んでいる時にスティーブ・ジョブズさんの 訃報を聴きました。ご冥福をお祈りします。 僕がスティーブ・ジョブズさんが創業したapple社のパソコンを 知ったのは15年くらい前でしょうか。 雑誌で見かけた「apple II C」の美しさは、その当時でさえ、とても斬新で、 ビックリしたのを覚えています。 この『ジョブズ・ウェイ』の著者は、スティーブ・ジョブズさんの 側近ともいわれる人物です。だからこそなのでしょうか、 スティーブ・ジョブズさんの“素晴らしさ”がとてもよく 伝わってきます。 特に心に残ったのは、スティーブ・ジョブズさんが 細部にまでとことんこだわりを見せていたことです。 アップル社のCEOになっても、自ら直営の販売店まで出かけ、 床材の指示までだしていました。そこまで自分たちの商品を 美しく見せるための完璧さを追求していました。 著者自身もこの話を思い出しつつ、 「『私が求めていたものと違うな。でもまあ、いいだろう』と 妥協したことが、最近なかったか。」と自分に問いかけている とのこと。 スティーブ・ジョブズさんの、自分たちの商品に対する愛情が ゆえに、並々ならぬ“完璧さ”を追求していたことがわかりました。 だからこそ、あそこまで世界的に認められる製品を 世に送り出すことができたのでしょう。 読後感として、 僕自身、今の仕事が好きですが、もっと好きになれ、と 言われているような気がしました。☆4つ。
『承認とモチベーション』は、人はお金のためだけ働くわけではないことを教えてくれます。 そういえば、「感情的幸福感は年収が増えるにつれて増加するものの、年収7.5万ドルあたりで頭打ちになる」という記事を読んだことがあります。 本の内容はというと、 人には承認欲求というものがあり、人から認められること、そのものがモチベーションの源泉になっています。それがゆえに、昔行われた「村八分」というものは、村の人たち誰からも承認されないという、きわめて大きな罰だった、ということでした。 特に興味深いと感じた点は2つ。 「楽しさ・面白さ」は短期的な動機づけであり、延長線上に長期的な動機づけがあるとは限らないということ。そして、「うれしい」は承認によって支えられていることが多い。 また、看護師のようなプロフェッショナルの場合は、患者さんからの承認もうれしいけれど、それ以上に同じ専門職である同僚たちからの承認が大きなモチベーションになる。そこには、医療などの専門分野においては、同じ職種であるものと一般の人との間には知識の大きな差があるため、「同じ職種」であることの方が「わかってくれている」感が強くなる、という理由でした。 論文を読んでいるような感覚の本ですが、とてもためになりました。 ☆3つ。 |一覧| |