212794 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

ゴーグルブログ:coaching of wheelchair basketball

ゴーグルブログ:coaching of wheelchair basketball

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

カレンダー

コメント新着

鈴木玲奈@ Re:車椅子バスケットボールマネージャーのお仕事(04/08) こんにちは。私は今中学3年生なんですが高…
くれーばー@ Re:チームの一体感(06/19) 初めまして。北海道で車椅子バスケに携わ…
片手@ Re:ファンダメンタル お久しぶりです よりよいコーチをしようと…
Tカップで悩み中。@ Re:戦術的ピリオダイゼーション理論的車椅子バスケドリル 「タッチザ2スポット」(07/12) 初めまして。新潟大学で車椅子バスケット…

プロフィール

コーチゴーグル

コーチゴーグル

日記/記事の投稿

フリーページ

2014.01.12
XML
カテゴリ:カテゴリ未分類
あけましておめでとうございます.本年もゴーグルブログ宜しくお願いします.

車椅子バスケの戦略戦術,コーチングの工夫,練習ドリルなどについて語っていきたいと思います.

さて,年末年始にかけて手持ちのバスケットボール,車椅子バスケの本,文献を読み返していました.
チームの現状を見据えてどのようなバスケを目指せばよいのかを考えるためです.

昨年,チームは高崎大会で日本のトップクラスのチーム「千葉ホークス」と対戦するチャンスを得た.勝敗はともかく,コーチとしては自分達より大きく速く,技術のある選手・チームに対してどのように臨むのかを考える機会となった.

その時の戦略
1.インサイドを固めて外からシュートを打たせてリバウンドをとる.セオリーはブロックアウトを徹底だろうが,相手が打つなと思ったら,打つ前に1人走ってしまう.パスがでなくても,シュートが入っても,次の攻撃で相手のディフェンスラインを下げることができる.
2.逆に味方がシュートを打つなと思ったら,打つ前にハリバックする.相手はでかいのでオフェンスリバ獲得はほぼ不可能.速攻でフルボッコされないように守りを重視する.
3.フルコートプレスの可能性がある.ブレークの方法を考えなければならない.バックコートにダイヤモンドを作りクロスやスクリーン,バックドアカットを仕掛けて全員で押し上げよう.
というようにトランジションとフルコートプレスオフェンス対策を約1ヶ月行い臨んだ.

結果は・・・相手のラインを下げることに成功できたときはシュートまでいけたが,試合経過と共に高いラインでスタックされ,ボールマンプレスされ,パスミス,カットなどターンノーバーを連発.ワンマン速攻は防いでも,トレイルプレーでシールからキッチリ得点を重ねられた.

戦術を遂行する体力とチェアスキル,ボールキープ力とパス力が大きく不足していた.

さて,その反省を基に今年である.
1.選手は5人ギリギリ.練習参加は3人~6,7人.新人は入る予定もあるが長身選手は最大1人,後は上肢障害を伴うローポインター(クラス1)が多い現状は変わらない.
2.少ないメンバーなのにモチベーションにも差がある.
3.体力,各種基礎的スキル不足は顕著

対策は,体力をつける,ファンダメンタルを地道にやる.ただし飽きがこないよう練習は工夫する.単純なチェアスキル練習ではなく対人,競争原則を取り入れる.コミュニケーションを図りチームのモチベーションを一つにする.人探しをする.

基礎を高め,人を入れて,気持ちを一つにしたうえで,目指すのは高さでは勝てないので,平面の勝負に持ち込む.

ローポインターでも練習次第でハイポインターに負けない筋力とチェアスキル,体力をみにつければ高い位置で相手を捕まえることができるはず.相手を神出鬼没に追いかけまわし捕まえ,ボールを奪い少人数でスペースがあるうちに速攻で点をとり,そしてまた相手を捕まえる・・・.

以前東海北陸ブロックの選抜チームのコーチをしていたとき,あるブロックとの決勝戦でほぼフルタイムプレスして勝ったという経験がある.その時はチームのクラス2が相手の4.5をフロントコートに入れさせなかった.世界でもイタリアの選手にはとんでもない早い選手がいて1人でボールを運んでいた.北九州カップでみたトルコの1点選手はバックピックで日本の4点選手を完全にブロックした.T-カップで4.5のカットインを3ポイントラインでとめていた.

ローポインターでもできていた.状況や選手は違うが実例を観てきた.できる!そう信じている.

シュートをうって直ぐに戻るのではなくリバウンダ―の動きを抑えてアタックさせない.パスアウトのボールをプレスする.そうしたら当然,バックピックにかかる.かかっても良いのではないか?バックピックで4対5になっても意外とそのままゴール下でシュートを打たれると言う経験は我がチームでさえもすくない.中をとめてしまい外で打たないと,オフェンスのポジションはノーマルなハーフコートオフェンスとは違った位置取りになることも多い.そこからさらにリセットして攻めると時間がかかってしまい,無理なシュートになる.こんな経験はないだろうか?バックピックにかかったらダメだという既成概念をまずは取っ払おうと思っている.

そして,オフェンスで大事なのはつねにムービングすること.オフボールでお互いにクロスやスクリーン.オンボールでもボール保持者はムービングレシーブでボールを受け,相手との空間や時間の差をつくり,チャンスがあればクイックシュートやパスを狙う.動いてもらえばドリブルにも移行しやすい.とにかくとまったらスタックされてローポインターはジエンド.

最後は判断力.こればかりはゲーム形式でないと磨けないことも多い.少人数チームなので練習試合をお願いして遠征するしかないのだが・・.まあ,皆の想い次第だ.

さあ,色々考えた.練習メニューもリニューアルした.高いモチベーションを切らさずに導いていこう.少しでも上手くなれば,自分達のやっていることが少しでも通用して,格上のチームを苦しめ,同じ実力のチームに楽に勝てることができれば絶対楽しいはずである.

Byゴーグル






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2014.01.12 14:21:23
コメント(0) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.