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ここむ123

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2007/07/25
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カテゴリ:中国だなあ


いやぁ、前回の記事は、最近じゃ珍しいほど絶不評。

内容が内容なんで、まあしょうがないんですけどね。


今日もそんな感じになるでしょうが、くじけず頑張ります。

PV自体は増えてるんで、頑張りがいもあるってもんです。




あ、頑張り甲斐といえばブログランキングなんですけどね。

押してくれると喜びますよわたし。

  

banner2.gif







さて、いかがわしい上海ナイト第2回となる今日は、

中式カラオケをご紹介します。



先日ご紹介した日式カラオケと、やってることは大差ないんです。

でも、システムが違う。





そうそう、店の外観でも簡単に判別できますよ。

なんせ日式には、看板のどこかに必ず日本語が書いてある。

日本語がかいてないのが中式と思ってまず間違いないです。



さらに、店舗の規模がぜんぜん違う。



上海に限らず、これは僕が知る限り中国内どこでも同じですが、

個室数50以上、女性300人以上というのが相場ではないでしょうか。

店舗も派手でなネオンサインで飾り立てた巨大なものが多くて、

少し郊外に行くと5階建てのビル丸ごと中式カラオケなんていうのも珍しくない。

こうなると、部屋数100以上、女性500人ぐらいの規模になります。




客層としては、日式カラオケがほとんど日本人を相手にしているのに対して、

中式は台湾人、香港人、韓国人、中国人と、バラエティー豊か。





韓国人はね、怖いんですよ。

よく店の中で殴り合いのケンカしてる。

自分が気に入ってる女の子を別のヤツが指名したとか、

まあそんな他愛もない理由ですよ。



そんな理由で殴り合ってたら、夜遊びなんかできないと思うんですけどね。



本気になりやすいというか、遊びなれてないというか、

まあこれが韓国の文化なのかもしれません。

韓国ドラマとか、見ててカユくなるぐらい純愛だもんなぁ。



夜遊びのルールみたいなもんは彼らには通じないようです。

こないだもガチで殴り合ってましたからね。







さきほども書きましたが、システムも日式と中式ではずいぶん違っています。

広告には「会員制」とか書いてあるくせに、

まるっきりのご新規さんでも問題なく遊べるのが日式カラオケ。



ところが、中式はママさんとの繋がりがないと遊べないんです。



まずはママさんの携帯に電話。

ママさんは人数を聞いて、それに見合った部屋を用意します。



部屋はでかいですよ。

30人部屋とかザラにあります。



基本的に、こうした店は接待など仕事関係で使うことが多いんですけど、

大事なお客さんを連れて行く場合などは、自社サイドも人数がいるでしょうし、

お客さんも数人いるわけです。

マンツーマンで女性がつきますから、行く人数×2倍のキャパが必要ですからね。




話を戻します。


基本的に前日までにママさんに予約電話を入れて、

いざ当日お店へ。



店内はエントランスホールからして豪華絢爛です。

無意味にでかいシャンデリアと、水がだばだば出てるライオン。

通路には転びそうに毛足の長い絨毯が敷き詰められており、

入り口からズラーッと女性服務員たちが並んでお出迎え。


ちょっと店内で働く人たちの種類について触れておきますが、

日式だとせいぜいママさんとバーテン、黒服が数名いて、

あとは女の子達というのが相場です。



しかし中式は


・男性服務員 (主にお客さんの案内、掃除など)
・女性服務員 (個室内の雑務全般)
・売り子 (個室をまわって煙草とかを売る)
・受付 (文字通り受付のみ)
・ママ数名 (女の子達の労務管理)
・黒服数名 (兼ガードマン)
・カラオケの機械を操作する人 (各個室1名つく)
・女の子たち (お客さんの話し相手、酒の相手)



といったようにキャストも多彩です。





いかん、どうも話がそれる。




エントランスで予約名を告げると、個室に案内されます。


この個室もめちゃめちゃ豪華です。

とりあえず、俺んちよりは広い。


個室ごとにトイレと洗面所がついているのが普通です。


壁沿いにソファーが配置され、その前にはガラステーブル。

テーブルの上には、既に飾り切りされたフルーツなどが並びます。




個室でしばらく待っていると、ママさん登場。

幹事さんと話をして、今日のお客さんの重要度や希望などを聞きだす。


このあたり、ソツがないというか、ママさんの力量が問われるところです。



その後、ママさんの采配によって20名ほどの女の子が部屋に入ってきます。


日式と同じように、好みの女性を選ぶわけですけど、

この舞台裏が日式とは違っています。


日式の場合、女の子達は店に所属しているんですが、

中式ではママさんに属している場合が多い。


従って、300人規模のカラオケの場合、ママさんが6人ほど存在し、

その下にそれぞれ50人ほどの女の子が所属している形です。




さきほど部屋には20名ほどの女性が入ってくると書きましたが、

まだママさんの配下には30名ほどの子が残っているわけで、

もし最初の20人に気に入った子がいないと言われれば、

ママさんはさらに別の20名を部屋に送り込んでくるのです。


いわゆる「チェンジ」が可能な体制をとっていうのが中式の特徴です。




余談になりますが、僕は以前酔っ払った勢いで、中式カラオケの

女性の控え室に乱入したことがありましてね。


いやあ、もう酔いも冷めるってもんですよ。

手持ち無沙汰な女の子達が数百名たたずんでいましたからね。

彼女たちも仕事ですから、控え室にいるときは愛想もへったくれもない。

死んだ魚みたいな数百個の目が、僕を冷ややかに見つめていました。

もう二度と体験したくない。



あ、ちなみに中式の場合、女性のランクが2段階に分かれていることが多いです。

「一般」と「モデル」という言い方をしていますが、このモデルという人たちは

背が高くて細くて美人というのが条件となり、チップも高額です。


すげえ冷たい感じの子が多くて僕は非常に苦手なんですが、

台湾人や韓国人のおじさんは、自分より10cm以上背の高い美人を連れて

アフターに行ってまわりじゅうに見せびらかすのがお好きなようで。

日本人にはちょっと真似できない遊び方ですよね。








さて。


お客さんたちが無事に女の子達を選び終わったら、

ひとまずママさんのお仕事は終わりです。

あとは、ときどき部屋に様子を見に来て、幹事役の人から話を聞いたり、

自分の配下の女の子達がちゃんと仕事してるか見て回る程度です。


部屋には、この時点でお客さん+同じ人数の女の子+カラオケ操作の子

というメンバーが揃っています。



ワンセットというか、普通はおおよそ3時間程度遊ぶのでしょうか。

こちらも時間課金制ではないので、別に何時間いたって構いません。

営業時間は夜7時ごろから明け方の5時ごろまでが普通です。



さて、お会計になると、またママさんが戻ってきます。


日式の料金システムを思い出してほしいんですけど、

非常にシンプルな料金形態でしたよね。


ボトルを入れればボトル代、チャージ、女の子へのチップ。

日式はこれで全てですけど、中式の場合はいろいろと加算されます。



まず大きく違うのが部屋代という項目。

これが中式を高額にしている原因なんですけど、

部屋の広さに応じて料金が設定されています。


立地条件や店のグレード、部屋のサイズによって全然違いますけど、

僕の経験上だいたい3000元(5万円)以上は必要となります。

この他に、ママさんへの謝礼、女の子たちへのチップ、

さらにカラオケの機械を操作する子へのチップ、

さいころゲームのレンタル費用、果物代などなど・・・


結果、恐ろしい金額になってしまいます。



例えば5人で行ったとしましょうか。

上海にある「金色○○」と名前がついたハイグレード中式カラオケの場合、

まあ15万円じゃおさまりませんね。


滞在時間が2時間ぐらいだとすると、銀座で遊ぶのと大差ないかもしれない。



日式カラオケには、接待だけでなく個人で行く人も多いのに比べて、

中式がほとんど接待など会社払いの接待に使われる理由もここにあります。




・・・ダークサイドにも触れておかねばなりませんね。


中式にも、もちろん「お持ち帰りシステム」は存在します。

てゆうか、ほぼ全員に適用されるんじゃないだろうか。


中式カラオケが、ホテル内に多く設置されているのもこれが目的なのかと。


印象として、地方から出てきた切羽詰った子が多いように思います。

田舎に残してきた両親や兄弟のための費用を、

彼女が一身に背負っているケースも珍しくありません。


従って、彼女たちは、店でもらうチップだけでは必要額を満足することができず、

お持ち帰りされることによる高額の副収入を、

日式の女の子以上に求めているように思えてなりません。



ちょっと最後はシンミリしちゃいましたけど、とりあえず今日はここまで。


次回は、いかがわしい上海ナイト最終回。


おもいっきり違法なジャンルの店舗についてお送りします。



・・・僕にもリアルな女性の知り合いはいますからね。



実際、そうそう書けんですよ、こんなもん。。。

俺にだけリスクが高すぎる。



ここむ







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Last updated  2007/07/25 11:20:56 AM
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