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カテゴリ:中国だなあ
はとを助けたんですよ。 ? ちがうちがう、食べる前に飲むほうじゃなくて。 ほたるぅとかも言わないほう。 すごい似てるけどちがうちがう。 まあ、ぶっちゃけ知らないけど。 北の国からとかビタイチ見たことないけど。 北の家族的な話なら詳しいけど。 で、要するにハトなんです。 会社に着くと少し構内を歩くんですけど、トラックの通路脇に落ちてた。 最初は雑巾かなとか思ったんですけど、ちょっぴり動くんですね。 ああこれは生き物だなと。 なんか、僕の前を歩いていた部長が若干踏んだ気がしなくもないんですが、 本人が完全黙秘しているのでなんともいえません。 ただ、限りなくクロに近い。 だってズレたもん、はと。 で、まあ僕はハトを見つけたわけですけど、 飛べも歩けもしないぐらい弱ってる感じなんですよ。 羽とかも、まだ柔らかくて、子供のハトだったのかも。 部長は若干踏んだっぽいのにてくてく歩いていっちゃったんですけど、 僕はほら、そういうの見逃せない男じゃないですか。 部長は完全に無視したけど、僕はそういうの無理じゃないですか。 まあ、通訳の子も一緒に残ってくれたんですけどね。 俺の荷物とか全部持ってよろよろしてた。 よし、助けよう。 この傷ついたハトを僕が助けよう。 そう思いまして、ガバッといきましたよ。 このハトッ!!とか叫びながら抱きしめましたよ。 そしたらあなた、ぱたぱたーとか逃げようとしますよ、このハトが。 まあ当然っちゃ当然。 でけえ生き物に捕獲されかけてるんですから、そりゃ暴れもするわ。 でもやはり弱ってるんですね。 さっきぱたぱたーとか書きましたけど、実際にはほぼ落下ですよ。 僕の手の中から地面にふつうに落下しただけ。 ハト的には、この状況を好転させようとして暴れたんでしょうけど、 むしろぴゅーとか落下して痛かっただろうし、 そもそも僕には彼を傷つける意思がまるっきり無いわけですから、 まあ自爆ですわ。 でもやっぱ相当怖かったんでしょう。 なんとかして逃れようとしてちょっと動いたんです、ハトが。 そしたら、さっき僕らが下りた車のタイヤのぎりぎりの場所で停止しまして。 いやあ、ハト、おまえ最高に危険な場所で止まったぜ? 俺に抱かれてるほうがぜんぜんシアワセだったぜ? とりあえず運転手にはぜってぇ動くなとキツく言い聞かせました。 あと5cmでも動いたら轢死するもん、ハト。 で、なんとか無事にハトを救出したわけです。 けっこう手間かかりましたが、まあはとが無事でよかった。 救出までの間、うちのクルマをずっと止めてたもんで、 トラックの通路が大渋滞してたけどまあ良かった。 僕らは仕事があるんで、とりあえずドライバーにハトを託しておきました。 朝から小動物救出だなんて、最強に爽やかじゃないですか。 はとを助けたこの瞬間に限って言うならば、 もこみちにも負けない爽やかっぷりじゃないかと少し本気で思う。 ・・・あちゃー。 なんかね、隣で一部始終を見ていた通訳の子がこっち見てるんですよ。 やれやれおじょうさん、俺にホレちゃいけないぜと。 そしたら、 「食べられちゃったりしないですかね」 とか真顔で聞いてくるんですよ、この子ったら。 しかも、 「ドライバーさん、ちょっと嬉しそうだったのが不安」 とか、追い討ちまでかけてくるんですよ、この子ったら。 ・・・俺もかなり不安。 あとで電話して確かめておきます。 ここむ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008/04/03 10:46:44 AM
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