カテゴリ:日記
私の幼馴染のYちゃんは、 完膚なきまでにお互いがバカだった中学生のころ毎日一緒に学校に通う同志のような存在であった。 どうして同志なのかというと、 毎朝走っていたからである。 (寝坊をするのである) しかしながら、毎朝毎朝本当にくだらない話を延々していたものだから、 39くらいになった今現在でも、 話をしだすとそのころのテンションになってしまう。 先日お家におじゃましたときには、気がつけば午前1時を回っていた。 Yちゃんは時計を確認するなり、 「もー!帰って!!」 とか言い出した。 お互い様なのである。 さて、Yちゃんは何年か前に可愛いおうちを建てた。 とっても可愛くて、すこしピリっとしたところのある、Yちゃんらしい楽しいおうちで、 もともとなんだっけ、なんか小物を売る店の店員さんをして、 なんとかコーなんとかだったか、そんなようなディスプレイの資格も持っているYちゃんであるので、 インテリアも、「プラスチック一切禁止!」というハムラビな感じで一家が従わされ、 雑誌に出てきそうなくらい可愛いのである。 ちなみにそのおうちのローンは私の友人でYちゃんの夫であるNくんが死ぬまで背負う手はずになっている。 先日知人に 「おうちを建てなきゃいけないのだけど、いいメーカー知らない?」 と尋ねられた。 そういえば、Yちゃんのおうちは可愛いなあ、と思ったので、 Yちゃんのおうちはどこのメーカーで建てたのかな、と電話をしてみた。 「ああ、個人のねえ、Nくんの親戚のところで面倒みてもらったんだよ」 「ああ、個人なんだ~」 「思い出してくれてうれしい~よかったら紹介するけど」 「うん、ひょっとすると個人だとあとあとお店がなくなっちゃったりするのが困るよね、って話だったから、 どこぞのメーカーのほうがいいかも知んない。 もし聞いてみてぜひ!だったら紹介してあげてー」 「ああ、そうなんだ。 ちなみにね、そのNくんの親戚はうちんらと同じくらいの世代の人だから、 私たちが生きている間はたぶん面倒みてくれて、 私たちがくたばるころにくたばると思う」 ・・・・・ 私がYちゃんのことを大好きなのは、 このストリングな感じで、 宙吊り感みたいなのを味わえるからではないかと思ったり、する。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.11.14 01:26:36
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