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カテゴリ:時事
ニュースを見ていたら『トランス脂肪酸』のことが流れていた。
去年NYに行った時、在住の友人もこのことについて話していたのを思い出したのである。 流石アメリカでも一番法に厳しいNY在住だけあるわ・・・と、国民の半分が肥満体であるのだから、その手のことには厳しくならざるを得ないと思う。 日本ではまだ認知度が低いように思われる、この『トランス脂肪酸』について、少しお勉強。↓ トランス脂肪酸は、構造中の二重結合の一部がトランス型になった不飽和脂肪酸。 多量に摂取するとLDLコレステロールを増加させ心臓疾患のリスクを高め、またアルツハイマー型痴呆やアトピー性皮膚炎などの現代病の原因になるといわれ、使用を規制する国も多い。 =有用性= 防腐効果がある。 =人体への危険性= トランス脂肪酸は天然には微量しか存在しないため、人工的につくられたトランス脂肪酸を過剰に摂取することは、ヒトにとって有害である可能性が指摘されている。 このため、アメリカではニューヨークなどの10都市の飲食店でトランス脂肪酸を使用することを禁止し、デンマークはトランス脂肪酸含有量の上限を定め、米国・カナダでは含有量の表示を義務化した。 いまのところ日本に規制等はない。食生活により1日当たりの総エネルギー摂取量に対する割合が違うため、対応の仕方が各国で異なっている。 人体への危険性はコレステロール値の変動による動脈硬化症の誘発という文脈で語られることが多いが、炎症因子や細胞接着分子などを増加させる働きがある可能性も指摘されている。 炎症因子についてはアトピーなどのアレルギーとの関連も考えられる。 =トランス脂肪酸を多く含む食品= (硬化油 ) 硬化油とは、常温で液体である不飽和脂肪酸からなる油脂に水素を添加することで飽和脂肪酸に変換して固体にしたもので、代表的なものにマーガリンやショートニングなどがある。 トランス脂肪酸の含有比率はデンマークでの2%以下など一部の国では規制がなされているが、日本を始めとしたほとんどの国のものには10%程度含まれている。 マーガリン類のファットスプレッドは水分の多いマーガリンであり、脂肪分の割合そのものが低いために、同質量ではマーガリンに比べてややトランス脂肪酸が少ない。 (ファーストフードなどの揚げ物・炒め物) これらはコストや食感などの理由から硬化油を料理に使っている場合があるが、揚げる・炒めるという加熱調理そのものがトランス脂肪酸を生むわけではない。 ただし、これらの高温調理は酸敗やアクリルアミドの生成という別の問題を起こす可能性はある。 2007年現在、一部ファーストフード店は油の切替を始めている。 セブンイレブンやデイリーヤマザキなど大手コンビニチェーンでもトランス脂肪酸低減に力を入れている。 (Wikipediaより) フレッド・ロー*が行った「マーガリン大実験」 (*:北カリフォルニアでオーガニック・マーケティングという自然食品業界のためのコンサルティング会社経営者) フレッド・ローは自分の店で売っていたのと同じマーガリンの小さな塊を小さな皿にのせ、その皿を店の裏部屋の窓ぎわに置いた。 通常、食品であれば蝿や蟻やカビがマーガリンのうえにいっぱいになるはずだ。 しかしながら、2年たってもマーガリンの塊はそのままだった。 その間どんな虫も近寄らず、カビも生えなかった。 マーガリンは食べ物でなく「食べられる形をしたプラスチックなのだ」と結論をだした。 また、マーガリンの分子を顕微鏡で見るとプラスチックの分子にそっくりであった。 (参考文献:「危険な油が病気を起こしている」J・フィネガン著 今村光一訳-中央アート出版) 動画を見ると分かると思うのだが、私達が普段口にしている、マーガリン、ケーキ、ドーナツ、フライドポテト、コーヒー用ミルクに含まれ、別名「狂った脂肪」「食べるプラスチック」と呼ばれているこの人口合成物質。 健康オタクになる必要はないと思うが、知っておくべき価値はある情報だと思う。 日本テレビ報道部「リアルタイム」 トランス脂肪酸についての動画 ←ブログランキングに参加しています。応援して下さいね♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.01.05 23:05:54
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