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「レボリューショナリー・ロード」… (映画・TV)楽天ブログ 【ケータイで見る】 【ログイン】

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「レボリューショナリー・ロード」アラフォーは必見…痛いよ。 最近観た映画。(153960)」
[ 上から映画批評 ]    

ディカプリオとケイト、11年ぶりの再共演。
「タイタニック」が沈没しなかったら…あの2人のその後とも思える始まりは
シニカルなサム・メンデス監督らしく期待十分!!

タイタニックも、世間知らずのお嬢がビッグマウスな若者に魅力を感じる設定だけど、
まさにそのままの始まり。
「この人と一緒なら、刺激的な人生が送れそうだわ」って、
女は男に期待する。言いかえれば依存。
でも、やがて男は社会に出て己の限界を知り、夢を諦め、
女の期待に答えられなくなる。
そして男は自信を失い、
「俺は家族のためにイヤな仕事も頑張ってるんじゃないかー!!」と
自己肯定に走る。
女は家庭にいたって刺激なんかないから、夫への愛情が薄れる。
こんなハズじゃなかったのに・・・
これが、夫婦の悲劇のモトなのだ。
それは、1950年高度経済成長で女の自由がなかった時代の話でも
なんでもなく、今も続く不偏のテーマなんだと思う。

思い出したのは「もしも〜私が家を建てたなら〜」の歌、
あれは女じゃなく男の幻想なのよね。
小さな家を建て〜そして私はレースを編むのよ〜子犬の横にはあなた〜、
あなたがいて欲しい〜♪
俺は家を建てたんだから、お前は暖炉の前で俺の帰りを待っておくれ、だ。
なにが不満なんだ?と。
でもね。女には2種類いるのだよ。
レースを編める女と、レースに興味がない女。

ケイト演じるエイプリルは、パリへ行って新しい生活をしましょうと言う。
あなたが持っていた輝きを取り戻して!
夢をかなえて、あなたの夢で私を刺激的にして!
その裏には、自分の女優になる夢を捨てた今、夫になんとかしてもらおうという
依存に他ならない。

ディカプリオ演じるフランクは、キラキラした目でパリ行きを提案する妻を
失望させたくないあまりに、いったんは了承するも、
自分の仕事がうまく行き始めたら、冒険する気が萎えてくる。
当たり前なのだ。
男は妻や他人の人生に責任なんか持てない。
自分の人生を生きるのに、いっぱいいっぱいなんだから。

人のぶんも生きようとするから、亀裂が生まれる。
人に自分の人生を託すから、絶望が生まれる。
夫婦のどうしようもない、ズレ。

そこに、精神病院に通う近所の男、ジョンの登場!
こいつ、いい味出してます。
狂人のジョンだけが、友達・同僚よりも、本音でしゃべっている。

環境が変われば、何かがあるのか?
ここになくて、パリにあるものって?
絶望的な虚しさ、人は虚しく感じても、絶望まではできない。
ここから逃げるのか?

人の隠したい深層心理をズバリ正直に言い当てると、狂人にされるんだな。
人はごまかし、体面をつくろい生きている。
他人はそのごまかしに気付かないフリをするのがマナーなのだ。

さて。

若いうちは、未来は輝かしい希望にあふれている。
社会に揉まれるうちに、未来に輝きが見えなくなるのは何故だろう?

“本当に生きる”ことより、“ただ生きていくこと”のほうが安全だからか。
手にしたささやかな幸せや、ささやかな収入、いつからかそれが可能性と置換される。
怖い、と思った。

ただ、確かなのは、自分の人生は自分で生きるしかないということだ。
自分で生きるのを辞めたときに、家庭は「おままごと」になる。

男の弱さ、女の他力本願が表現された映画。
ケイトの思い込みの激しい演技が素晴らしい。
プリオは、悲しいかな、また童顔が邪魔してる。

収穫は、夫婦ゲンカの仲直り法。
ひどい夫婦ゲンカの翌日は、妻は朝食を作るべし。
オレンジを生搾るのが好ましい。
心を入れ替えたようにふるまうべし。
相手の仕事などに興味あるフリをすると効果的。

この芸当は女にしか出来ないだろう。
心を閉ざしたからこそ、かぶれる仮面。
きっと、男は気付かない。



Last updated  2009.01.28 02:41:08
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